Fritz Hansen
CARAVAGGIO P1
"巨匠"と聞くと皆さんは誰を想像しますか?
絵画だけでなく、機械工学や解剖学にも精通していたレオナルド・ダ・ヴィンチ、家具デザインなら20世紀初頭に活躍したル・コルビジェやミース・ファン・デル・ローエなど、各分野に"巨匠"と呼ばれる人物が存在します。
本日はそんな"巨匠"の名を冠したペンダントライトが入荷しましたので、ご紹介いたします。
光を放つ「巨匠」
1872年にデンマーク・コペンハーゲンで設立し、実に150年以上の歴史を誇る老舗北欧家具ブランド「フリッツ・ハンセン Fritz Hansen」。
長い歴史の中でアルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーなど、多くの著名なデザイナーと協働し数々の名作家具を生み出してきました。
そんなフリッツハンセンですが、クリスチャン・デルやニコライ・ウィグ・ハンセンなどのデザイン性あふれる照明にも携わっています。
こちらは同社の「カラヴァッジオ CARAVAGGIO P1」ペンダントライト。
バロック期の巨匠と同名のこちら、由来となったカラヴァッジオは陰影を巧みに操る画家として知られており、遊び心のあるネーミングです。
シェードをホルダーが上から保持したシンプルなスタイルを、モノクロとクロームメッキのコントラストが洗練されたモダンデザインへと仕上げています。
デザインを手掛けたのは「セシリエ・マンツ Cecilie Manz」。
1972年にコペンハーゲンで生まれ、デンマーク王立美術学院、ヘルシンキ芸術デザイン大学を経て1998年に自身のスタジオを設立、以降は照明だけに留まらずチェアやラグ、陶器など日常生活で役割を持ちながら、無駄のないデザインのアイテムを手掛けています。
カラヴァッジオは当初、ラルス・オルセン氏がユトランド半島の歴史ある都市オーフスで立ち上げたライティングブランド「ライトイヤーズ」から発表されていました。
これを2015年にフリッツハンセンが傘下に収めたことで、カラヴァッジオは同社の照明製品のデザインアイコンとして高い人気を呼び、さらには同社の照明製品が注目されるきっかけにもなりました。
シェード内の電球位置を高めに設計したことで、電球から直接差す眩しさを受けにくくしたグレアフリーな構造。
下方向と同時にシェードの上部からも光が広がる事でお部屋全体をやさしく照らしてくれるほか、天井を高く見せる視覚効果もあるのだとか。
またコンパクトなサイズ感のためデスクやカウンターなど、様々なインテリア空間で開放感のあるモダンな雰囲気を演出してくれそうです。
洗練されたモダンなデザインから優しい光が広がる「カラヴァッジオ CARAVAGGIO P1」ペンダントライト。
シンプル故に繊細なシルエットとシックな配色に加えて、照明としての機能性も兼ね備えタイムレスな魅力に満ちた一点です。