france & son
FD130 Model130 Sledge Sofa
本日は、グレー色の張地と赤茶のウッドフレームによるダークトーンのカラーリングがフォルムのアウトラインを強調し、細部の曲線構造や抜け感を強調させてくれるエレガントな雰囲気の3人掛けソファ、北欧デンマーク" フランス&サン france & son "『 Model118 』のご紹介♪
ユニークな脚部が際立つ北欧ビンテージ家具
フィンユール等の著名なデザイナーたちとの仕事で知られ、北欧ビンテージ好きの間で高く評価を得ているメーカーである、france & søn(フランス&サン)社。 同社の歴史は古く、1948年にチャールズ・フランス氏とエリック・デバーコセン氏によりフランス&デバーコセン社として創業。1957年に事業を引き継いだ息子がフランス&サン社へと改名します。その後、カド社と名前を変えていますが、現在では惜しくも廃業しています。
デザインを手掛けたのは、北欧インテリアの黄金期として知られる1950~1960年代頃の古き良き時代、同国で家具デザイン界の草分け的存在として活躍したデザイナー" ピーター・ヴィッツ / Peter Hvidt "と、コーア・クリントの下で家具デザインを学んだデザイナー" オルラ・ムルガード・ニールセン / Orla Molgaard Nielsen "よるもの。二人は1944年にHvidt&Mølgaard社を設立し、家具・装飾・建築の分野で活躍。代表作「Portex chair」等を世に生み出しました。
北欧のビンテージソファというと、イメージの中でどこか共通した形や雰囲気がございますが、背座に身体を委ねるそれら「家の道具」は、デザイナーの意図により全体と細部に様々な違いが生まれる為、個性の違いを比べてみると新たな発見があったりします
【 ソファ / sofa 】。 日本語でも英語でも同じ発音をするそれを、私達は当たり前のようにそう呼んでいますが、その語源は、アラビア語の「スッファ / suffa」と云われています。(諸説ございます)木や石で作られたベンチに布を敷いたり、床と壁にクッションを置いて座る場所等、「快適性を追求したもの」がスッファ、またソファと呼ばれるようになりました。
所謂、長椅子のようなものは16世紀以前にも存在していたものの、背もたれや肘掛け、クッションシートや布張り等の座り心地を追求したものが生まれ、ソファという単語が定着したのは18世紀以降と云われています。
「腰痛持ちなので、硬めのシートが良い。」「姿勢を崩してダラっとしたい。」等、ユーザーの様々なニーズにあわせて、ソファのデザインは発展してきました。
同作はどちらかというと前者で、北欧らしいやや傾斜した背座に身体を委ねられます。クッション内部にスプリングを内包し、柔らかくも確りとした反発力がございます。着脱可能な背座6つのクッションは、取り外すと座面フレーム手前の座枠は座クッションがピタリと収まる様に突起が作られており、死角においても妥協のないモノづくりが徹底されている様に感じます。
ファブリックはグレーの人工スエード生地。温かみある木の風合いを活かした北欧テイストのお部屋に対して、無彩色が加わる事でシックな雰囲気を演出し、スエード特有のフィンガーマークが生地表面に色の濃淡を作り出します。
フレームは、赤みを帯びたブラウン色ときめ細かな杢目により「木の宝石」の異名を持つ世界三大銘木のひとつチーク無垢材を使用。フレームのパーツにより丸い材と板状の材を使い分けていますが、無垢材の角は丁寧に削られ、細部まで意識の行き届いたひじ掛けは着座の際に思わず手で撫でてしまう心地よい手触りです。
また従来の北欧ソファに見られる4本の丸脚と異なり、脚部の前後と繋げた構造。通常の4本レッグは安定感と強度を高める為にハの字に広がるシルエットとなりますが、同作では脚部の角度を逆ハの字にする事を可能にしています。またよく観察すると、アウトラインはどれもややカーブした造り。四角い全体の構造に対する印象を和らげ、自然素材の雰囲気をより強調させた造りとなっています。
バックスタイルも美しく、お部屋中央に設置した際にも画になります。ビンテージ品ながら、今後とも気持ち良くお使い頂ける良好な状態を保っております。現品限りの在庫となりますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪