French Vintage Ladder Back Chairs
今日は風が少ない日。 ゆっくりと立ち上る陽炎までが見えるようです。 無風の中歩くと、身体でかき分ける熱を持った空気。動かない商店街の吹き流しもどこがけだるげに見えます。 こんな時間が止まったような暑い日には、さっぱりとしたアイテムをご紹介。 是非一緒に涼しい気分になりましょう。無駄なもののない、軽さ
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今回のご紹介はフランスのビンテージアイテム。
クラシックでありながらどこか優しい雰囲気を感じさせます。
背もたれはラダーバックと呼ばれるタイプ。
梯子(はしご)を意味するラダー(Ladder)。水平に連続した部材がはしごを連想させるところからそう呼ばれています。
規則性がある分それぞれの木目の違いがはっきり分かるので、より表情の違いを楽しむことが出来ますね。
シートはラッシ編み。
天然の植物繊維を編み込んだシートは一本一本太さや長さ、質感が異なる良い意味で「ムラ」のある作り。
端正に編み込まれたウールやコットン等、テキスタイルのシートも替えがたい魅力がありますが、
使うごとに心地よくしなって、色も馴染んで少しずつ落ち着きを見せてくれるラッシ編みは長く使う事をより楽しむ事他にはない魅力です。
シートは座枠にはまっているだけなので、お手入れをするときはスッと外せるのも◎なポイントですね。
フレームはオーク材。ラッシより一段落ち着いた色味なのでバランスよいまとまり。
無垢材でくみ上げられていますが、太過ぎず細過ぎず。素材の強度を十分に理解した上での充分なボリュームで作られています。
天然素材で素朴、そしてラダーバックの椅子といえばよくシェーカーチェアが例にあがります。
シェーカーチェアは、18世紀中ごろ、イギリスからアメリカへ渡ったアン・リーが中心となって興隆したシェーカー教徒が作っていた椅子。厳格で質素な生活規律の中作られた椅子は、清掃時や不使用時にペグボードと呼ばれるウォールハンガーに掛ける事の出来る仕様だったそう。
現代の生活ではなかなか目にしませんが、この椅子の形はある意味、清廉をモットーとする彼らの無駄のなさが表れているスタイルという事ですね。
ちなみにシェーカーの成立には、フランスから迫害を逃れてイギリスへ渡ったプロテスタントのカミザールと呼ばれる派閥も影響しているとの事。一つのスタイルとして有名になったのはシェーカー家具だとしても、そこに流れ着くまでには連綿とした繋がりがあると考えると楽しいですね。
今回のご紹介はとてもライト(Light)な雰囲気の椅子。
格式高い場所であれば必要とされる重厚感も、おうちの中やカフェなんかのお店の入り口ではオーバースペックになってしまいますよね。
大切な事はしっかり守って作られた、使う人に心の安らかさをかんじさせてくれる椅子。
年月を経てきたからこそ魅力を増した、素敵なビンテージアイテムです。
現在2脚の在庫がございます。お探しの方はこの機会にいかがでしょうか。
French Vintage Ladder Back Chair A
French Vintage Ladder Back Chair B











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