Bina
Evans
近年浸透しているサスティナブル、アップサイクルという言葉
皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今回ご紹介する「Bina ビーナ」の「Evans エバンス」は、まさにそのようにして生まれた家具です。
シックな雰囲気が漂っているのは、素材のもつそれぞれの歴史によるものかもしれません。
時を刻む。これから先も
「Bina ビーナ」は、アメリカ出身のデザイナー・Thomas Bina(トーマス・ビーナ)が手掛ける家具ブランドです。
このブランドは、「廃材に浸透した数十年の歳月が、エコロジーを美しく再生する」という非常に興味深いコンセプトのもとでプロダクトを制作してます。
実際に家屋や電柱などに使用されていた古材や廃材に着目し、そこに刻まれた節の窪みや傷などを「過ごしてきた時の記憶」と捉え直し、それを独特の風合いのある素材として家具に生かすというものです。
一点一点ハンドメイドで丁寧に仕上げられ、どれも世界にひとつだけのオリジナルなプロダクト。
今回入荷のキャビネット「Evans エバンス」は、現在廃盤となってしまっているので、あまりお目にかかれないレアアイテムです。
年輪をふたつ並べたインパクトのある扉。パイン材が使用されています。
中央にはグレーのペイントで、さり気ない遊び心も忘れずに。
重厚感のある本体に合わせられているアイアン素材の取っ手や脚は細く控えめな印象。絶妙なバランス感です。
左側の扉には引き出しが三段。右側には高さ調節が可能な棚板がひとつついています。幅、奥行きともに十分にあるので、収納力も申し分なし。
ふと思いついて右側の扉にLPレコードを入れてみたところ、きれいに収まりました。上にはプレーヤーを置いて。レコードお持ちの方、要チェックです。
この風格のある佇まいが格好良いです。
新しく形を変えて、再び役目を得た古材や廃材たち。
これからもよろしくね、の気持ちで長く使っていきたいアイテムです。