Vintage
Pine Open Shelf
だいたいいつもスーパーに行くのは週1回。なんとなく1週間分の献立を頭に浮かべてまとめ買いをしています。
それでもやっぱり後半になると冷蔵庫の中身とにらめっこしながら、残り物でできるおかずを考えなくてはいけません。
ただ意外にいつもと違った食材の組み合わせが美味しかったり、新たなレシピを発掘できたりもしてちょっぴり楽しかったりします。
たくさんのギャップを散りばめて
もしかしたらこのシェルフは、そんな風にたまたまあった材料をDIYして作られたのかなぁなんて想像してしまった1台。
使われているのはパイン材とベニヤ板。さらには、釘を打ったりマイナスネジを使ったりと場所によって異なる材質が用いられているということもあって、一見ラフな印象を覚えます。
でもよく見ると側面は素材の違いを生かすように木板が互い違いに配置され、しかも棚板は丁寧に嵌め込まれている。
もしこのこだわりある作りを余っていた木材で思いつきで仕上げていたとしたら、よほどのアイデアマンであり腕利きです。となるとやはり計画的なデザインを基に作り上げられているのかもしれません。
実際のところ、そもそもDIYで作られているかどうかも不明なこちらのシェルフ。さまざまな背景を想像できるところもビンテージ品の醍醐味といえるでしょう。
傷や虫食いがあったり木が欠けているところがあったり。全体にシャビーではあるものの、棚がマス目状に整列していることですっきりと整った佇まいにも見えるから不思議です。
棚の内寸はそれぞれ縦が26.5cm、横が28cm、しかも奥行は深く37cm。微妙に正方形ではないあたりにもなんだか愛着が湧きます。
板はすべてベニヤとなりますが、もともと店舗什器としてけっこうな重量物が収納されていたようなので、本棚としても十分強度を保ってくれると思います。
ラフでいて手が込んでいる。即席のようで丁寧。シャビーだけど端正にも見える。このシェルフにはたくさんのギャップが散りばめられています。
アノニマスだけどそんなたっぷりの魅力を感じられるビンテージシェルフ。ありそうでない素材の組み合わせやデザインがちょっぴり楽しいアイテムです。
お気に入りを飾ったりしまったりすることで、よりオリジナリティのある一角を作り出してくれることでしょう。