Heman Miller
side shell chair
ニューヨーク近代美術館 MoMA のデザインコンペティションにて発表誕生以来、現代まで世界中で親しまれるお馴染みのシェルチェア。
デザインは皆様もご存知、巨匠チャールズ&レイ イームズ夫妻。
完成から半世紀以上たった今でも、その新しさは素晴らしいデザインの起源となり新たなデザインにも影響を与え続けています。
本日ご紹介するのはそんな偉大なデザイナーが手掛けた歴史的名作の一脚になります。
デザイン史に残る名作
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1948年、ニューヨーク近代美術館のMoMAローコストデザインコンペにて発表され、当時の人々にとって大きな衝撃を与えた傑作。
複雑な三次元曲面による背座一体型のシートは、それまでの椅子に対する概念を一変させた作品になります。
量産可能なこの成型法は以降の家具デザインにも大きな影響を与え正に唯一無二の存在と言えます。
最大の魅力は、何といっても素材を一体成型する手法により生まれる美しいフォルム。
緩やかな美しい曲線の背座一体のフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しめます。
シェルは強度と柔軟性の高いホワイトのポリプロピレン製。
適度な弾力を持つ座面は、身体をゆっくりと包み込み想像以上に柔らかく快適な座り心地を実現しています。
シートポケットは深く設計され、シート手前のエッジ部分は緩やかな曲線を描いているため、長時間座っても疲れにくい仕様となります。
ベースには人気の高いハーマンミラーのドゥエルレッグベースを採用。
シートの無機質さと木材を使用したベースの素材の温かさのミスマッチさが非常にクールな印象を与えてくれます。
イームズ夫妻の作品は、時に本来の用途を超え美しい作品のような風格を醸し出します。
デザイン性や合理性だけでなく圧倒的な機能性を兼ね備えたプロダクトは正にデザインの到達点とも言える逸品です。
巨匠が生み出した名作を是非ご検討してみて下さい。