Herman Miller
NELSON BUBBLE LAMP
夏ですね。
経堂ではちょうど今日と明日、「経堂まつり」が開催されています。
阿波踊りやサンバカーニバル、エイサーなど、多彩な踊りと音楽が街を包み込む、世田谷でも屈指の賑わいを見せる二日間。
そんなお祭りの時期になると、商店街には提灯がずらりと並びます。
昼間は静かに風に揺れ、日が落ちると柔らかな灯りが街を照らす。
毎年見ている景色なのに、不思議と「夏が来たな」と感じさせてくれます。
今日は、そんな提灯を思わせる一台をご紹介します。
夏祭りの灯りを、家の中にも。

今回ご紹介するのは、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、ジョージ・ネルソン/George Nelsonが1947年にデザインした「NELSON BUBBLE LAMP」。
シルクで覆われたスウェーデン製のペンダントランプから着想を得て誕生し、現在も当時とほとんど変わらない製法で作り続けられているロングセラープロダクトです。
今回入荷したのは、横へ大きく広がる「Saucer Pendant」のMサイズ。
直径約63cmと存在感のあるサイズながら、薄く伸びたシルエットのおかげで圧迫感はなく、空間に軽やかな印象を与えてくれます。


遠目に見ると、和紙や布でできているようにも見えるシェード。
実は、細いスチールワイヤーに特殊なプラスチックを何層にも吹き付けて作られています。
表面に生まれる細かな凹凸が光をやさしく受け止め、空間全体へふんわりと拡散。
均一すぎない柔らかな明かりは、どこか提灯にも通じるような温もりがあります。
写真では伝えきれませんが、点灯した瞬間の美しさは思わず見入ってしまうほどです。

照明は、灯りを点けている時間より、消えている時間の方が長いもの。
だからこそ、昼間の佇まいも大切です。
宙に浮かぶようなフォルムは、まるで名前の由来にもなった"泡"のよう。
光がなくてもオブジェとして成立する造形は、この照明ならではの魅力です。
和モダンや北欧、ミッドセンチュリーはもちろん、ナチュラルな空間にも自然と溶け込み、インテリアのアクセントとして活躍してくれます。

お祭りが終われば、提灯はまた来年まで片付けられてしまいます。
でも、この灯りなら季節を問わず、毎日楽しめます。
100Wまで対応しているため、ダイニングはもちろん、リビングの主照明としても十分な明るさです。
部屋に帰ってスイッチを入れた瞬間、ふわりと広がる温かな光に迎えられる。
そんな何気ない時間を、少しだけ特別にしてくれる一台です。

約80年もの間、多くの人に選ばれ続けてきた理由は、奇抜さではなく、時代が変わっても色褪せない普遍的な美しさにあります。
和紙を思わせるやさしい質感、宙に浮かぶような軽やかなフォルム、そして空間を包み込む柔らかな光。
夏祭りの提灯を眺めたときのような、どこか懐かしく心が落ち着く感覚を、暮らしの中でも味わえるペンダントライトです。































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