Herman Miller
Side Shell Chair
ミッドセンチュリー期を代表するデザイナー、「チャールズ&レイ・イームズ 」。
同氏の手掛けたプロダクトは家具としての実用性に加えて、その洗練されたデザインによって今日まで広く人気を博してきました。
技術や素材など様々な面から世界の家具作りに大きな転換期をもたらしたイームズ夫妻、本日は言わずと知れた代表作をご紹介いたします。
名作チェアでゆったりと
世界で初めて量産されたプラスチック椅子として知られる名作、「サイドシェルチェア」。
背もたれと座面が一体となった有機的なフォルムとシャープなワイヤーによるエッフェルベースは、一度見たら忘れられないアイコニックなシルエットです。
背座の素材には当時最先端だったFRPを用いることで、軽量かつ高い耐久性を持つシェルチェアを量産することを可能にしました。
今回入荷したのは現行のFRP製シェルを備えた一脚。
3rdビンテージが製造された80年代以降、リサイクルに適さないなど環境保護の観点からFRPのシェルチェアは生産を取りやめていましたが、近年になってこれらの問題を克服したことから復刻。
ビンテージさながらの風合いを味わいながら現行品としての耐久性もしっかりと兼ね備えています。
グラスファイバーの含有量はビンテージ品に負けず劣らず、1955年から70年代にかけて製造されていた2ndビンテージに並ぶほどの質感を再現。
ホワイトのシェルは有機的なフォルムで、発表から実に70年以上が経過していることを感じさせないデザイン性と、身体にフィットする確かな掛け心地を両立しています。
脚部にはラウンジチェア用にデザインされたキャッツクレイドルベースを装備。
脚を伸ばしてゆったりと座るのはもちろん、座椅子のようにして和室に合わせてみるのも良いかもしれません。
ホワイトのシェルに黒のベースを備えた組み合わせで、モダンなモノクロの組み合わせに仕上げられた一脚。
通常のエッフェルベースを備えたものと比べても更にコンパクトなサイズ感のため、お部屋のアクセントとしても取り入れやすくなっております。
洗練されたデザインに加えて多くのバリエーション、年代等細かな違いからコレクションとしても高い人気を誇るシェルチェア。
FRPやベースの素材感で工業系の風合いを感じさせながらも、シェルの有機的なデザインと色使いでシックかつレトロポップなインテリア空間を演出してくれる逸品を是非この機会に。