Herman Miller
side shell chair
ミッドセンチュリー期真っ只中の1950年に誕生し、70年以上経った今もそのデザインが世界中で愛されるチャールズ&レイ・イームズのサイドシェルチェア。
年代ごとに様々なモデルが存在し、今もなお新しいバリエーションが生み出されています。
そんなシェルチェアが本日は2脚入荷いたしましたので、ご紹介します。
受け継がれる精神
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イームズ夫妻は開発当時主流だった木材ではなく、プレス加工したFRPを用いることで強度と量産性を保ちながら、座面と背もたれが一体となったアイコニックなデザインを実現しました。
これにより生まれたつなぎ目のない曲線的なフォルムは、イームズ夫妻が長年追い求めたデザインであると共に、現在に至るまで人々を魅了する所以とも言えるでしょう。
しかし1990年代に入ると、ビンテージシェルチェアのFRP素材はリサイクルできないことから、環境に配慮した新たな素材としてポリプロピレンを用いたモデルへと徐々に置き換えられました。
今回入荷したシェルチェアも、そうした中で生まれたポリプロピレン仕様のモデルです。
シャープなエッジと独特なテクスチャーが魅力のFRP仕様に対して、ポリプロピレン仕様は厚みがあり、ややマットな質感を持つという特徴があります。
曲線的なデザインと程よい厚み、そして色味がマッチすることで、より有機的な印象を受ける素材と言えます。
ミッドセンチュリースタイルのお部屋はもちろん、特有の柔らかい発色は日常の生活にも溶け込みやすいんじゃないでしょうか。
脚にはエッフェルベースを使用、シェルチェアの中でも最もオーソドックスなこのベースは、シェルチェアと同時期にイームズ夫妻が研究を進めていた金属加工技術によるもの。
エッフェル塔の鉄骨を彷彿とさせるデザイン、シェルチェアと聞いてまずこのベースを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回入荷したのはスカイブルーとイエローの2脚。
ポップで柔らかい色はお部屋の印象をパッと明るくしてくれること間違いなし。
これから暖かくなってくる季節にもマッチしたカラーリングです。
デザインを守りながら、新しい素材やディティールアップへの挑戦を続けるサイドシェルチェア。
時代をリードしたチャールズ&レイ・イームズの飽くなき探究心が今も生き続ける名作チェアです。
現行では取り扱いのないカラーですので、お探しだった方はこの機会に是非。
ハーマンミラー Herman Miller サイドシェルチェア ポリプロピレン製 エッフェルベース ライトブルー C&R イームズ ミッドセンチュリー
ハーマンミラー Herman Miller サイドシェルチェア ポリプロピレン製 エッフェルベース イエロー C&R イームズ ミッドセンチュリー