Herman Miller
2nd Vintage Side Shell Chair
シェルの素材、色、脚の形状。更にその組み合わせまで様々。更に更に現行とビンテージでは造りも違ったり、年代によって呼び方も変わったりととってもまぎらわし…いや種類が豊富で楽しい『シェルチェア』。そんな理由もあって長くコレクターの心をくすぐり続けています。
今回入荷した1点もなかなかレアな仕様。コレクションに加えてみてはいかがでしょうか?
レアでもしっかり実用的
>>この商品の詳細を確認する
こちらは裏面にマークと大文字のメーカー名が入った「2ndビンテージ」と呼ばれる時期のもの。個人的にはこのロゴが一番かっこ良いのではないかと思います。
1stに次ぐ豊富なファイバー量を誇り、ビンテージならではの風合いを存分にお楽しみ頂ける1脚です。
張地は本革と見紛う程の上質な合皮。米"ユニロイヤル社"製のこの張地(ナウガレザー)も古い個体にしか使われておらず、ビンテージならではのオススメポイントです。
裏面では豊富なグラスファイバーを、表面では珍しい張地の質感を楽しめる、裏表で2回おいしいシェルチェアでございます。
余談ではありますがこの張地「ナウガレザー」にも面白い逸話があります。
それは1960年代、まだビニールレザーが一般的に普及していなかった頃のお話。
アメリカの”ユニロイヤル社”の作り出すビニールレザー『ナウガハイド』はあまりにもリアルな為、「なんの革なのか?」という問い合わせが殺到したそう。
ユニロイヤル社は「自由に脱皮しそれを供給してくれる架空の生物"ナウガ"の革です。」とユーモアたっぷりに返答。
そんな設定の基、ナウガレザーは「動物を殺傷しなくても手に入る高品質な革」として高い人気を勝ち得、シェルチェア等にも使われるようになったとさ…。
さて、お話はチェアの方に戻ります。
脚部に使われるのは、支柱の先から脚が広がったコントラクトタイプの脚の先にキャスターが付いた「キャスターベース」。
近年製造のキャスタータイプは5本脚ですが、こちらは4本脚。ビンテージ感があって非常にかっこ良いと思います。
コレクションとして見ているだけでも楽しいですが、クッション性のある張地と機動性に優れたキャスターベースで実用面でも見逃せない1点の紹介でした。
現在imption用賀店にはハーマンミラー社製のシェルチェアがなんと4脚も在庫しております。
こうして並べてみると戦隊もののようですね。それぞれに個性があってどれも素晴らしいものです。シェルチェアの購入をご検討中の方は是非一度見比べに来てみてくださいね。