Herman Miller
Embody Chairs
着座時のストレスや体の負担を軽減する。
良いワークチェアと言えばこのような機能性が重視されます。
健康に悪影響を及ぼさないことを大前提として作られるワークチェア。
そんな当たり前のレベルにとどまらず、健康にプラスの影響を与えることができるチェアが実在します。
本日紹介させて頂くのはあらゆる人が自然にバランスのとれた姿勢を保つことが出来る革新的なチェアです
自在に馴染むチェア
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多くの名デザイナーを抱え今尚色褪せない名作を輩出し続ける、米ハーマンミラー社。
プラスチックやプライウッド等の新素材をいち早く用いシェルチェア等を筆頭に多くの名プロダクトを生み出しています。
多くの定番や名作を抱えながらも今なおチェアの概念を大きく覆し続けるハーマンミラー。
今回ご紹介させて頂くのはそんなハーマンミラーでさえ驚いた全く新しいアイデアから生まれた一脚「エンボディチェア」です。
ユーザーの身体とコンピューターとの調和を生み出すために設計されたワークチェア、エンボディチェア。
多くの機能と圧倒的な座り心地を持つワークチェアです。
デザインを手掛けたのは名作、アーロンチェアのデザインにも携わったビル・スタンフとジェフ・ウェバー。
エンボディチェアのきっかけは彼らデザイナーの現場にありました。
テクノロジーに基づく設計が主流となった現代、デザイナー自身もコンピューターに向かって働く時間が増えたそう。
そして気づいたのが長時間座り続けることによって起こる問題でした。
彼らは長時間の着座による悪影響を身をもって体験していたのです。
その問題への回答が「身体に良い効果をもたらすチェア」でした。
デザイナーだけではなく、大半の人は1日のほとんどを座った状態で過ごしています。
そして殆どのチェアは、座っている間、姿勢が動かないように設計されています。
彼らはこれらがもたらすマイナスの影響に着目しました。
座面と背もたれに、身体の動きに合わせて柔軟に動く表面を採用したのです。
それに伴いエンボディチェアには様々な機能が搭載されることになりました。
シートの高さ調節や背もたれのカーブ。
リクライニングの硬さや範囲。
更には座面の奥行調節も行うことが出来、様々な体型の人にもフィットするエンボディチェアは理想的なデスクチェアとして多くのワークシーンに衝撃を与えることになります。
他のチェアには無い、今までに体験した事のないような座り心地は素晴らしく長時間の着座にも疲労感を感じません。
動かないチェアに座ることで脊髄が圧迫され、血流や酸素の供給も滞るそう。
長時間のデスクワークに疲労感や倦怠感を感じてしまうのはこれが大きな原因とされています。
エンボディチェアは自然にバランスのとれた姿勢を保つことで心拍数を下げストレスを軽減し、脳をリラックスした状態にキープしてくれます。
健康に導くチェアというとにわかに信じ固い気もしますがこれは実証済み。
医師、そして生体力学、視覚、理学療法、人間工学など、30人を超える多彩な分野の専門家に協力を依頼し完成されたのがエンボディチェアなのです。
マイナスからではなく、プラスからデザインする。
そこにあった当たり前を覆し、それを形にしたビル・スタンフとジェフ・ウェバー。
「デザインとは、人びとと世界との間をつなぐ結合組織」と語るように、エンボディチェアがより広い世界に導いてくれます。
是非体感していただきたい、真新しい座り心地を持つ一脚のご紹介でした。