Herman Miller
EAMES COFFEE TABLE
外に出たくない。暑すぎる。
外に出たくない。寒すぎる。
せっかく素敵な服を買っても着るタイミングもない、、、。外で快適に過ごせる時期っていうのは、もうないのでしょうか。
だったらもういっそのこと、一生家の中で寛いじゃいませんか!!!
・・・今回はそんな開き直った寛ぎにも動じない、不動の名作テーブルのご紹介です。
真のエレガント
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ミッドセンチュリーと呼ばれる時期に大きな足跡を残した国アメリカ。皮肉にも戦争で得た技術によって、シンプルな形状で、尚且つデザイン性の高い家具を効率よく生産できるようになりました。
世界に向けて開かれてゆく技術に戦後復興の背景もあり、多くの名作が生まれていった時代。
時代を代表するファニチャーメーカーのハーマンミラー社と、デザイナーのチャールズ&レイ・イームズ。今回は王道のタッグによって生まれたコーヒーテーブル、『イームズコーヒーテーブル/EAMES COFFEE TABLE 』のご紹介になります。
実物を見た事ある人は、意外と少ないはず、、。素晴らしい逸品なので長くなってしまうかもしれませんが、お付き合いくださいませ。
イームズファンの方なら一度は行ってみたいカリフォルニアはパシフィックパリセーズにある”イームズハウス”。1949年に建てられています。
第二次世界大戦中に開発された技術と素材を使用して現代の暮らしに合う住宅を設計するという、Arts & Architecture誌主催の ケーススタディハウス プログラム。数多くのデザイナーがこの住宅設計に携わりました。
その中でもリチャード・ノイトラやピエール・コーニッグによるものと並んで、イームズ夫妻による住宅”ケーススタディハウス No. 8”は、モダニズムの傑作と言われているそうです。
内装のインテリアデザインも夫妻自身が行っていて、この住宅の為に新たに家具のデザインも手掛けています。その中の一つが今回のコーヒーテーブル。
今でも現存するハウス内に展示されていて、夫妻が世界中から集めたアイテムの中心に据えられています。(うまく説明できないので詳しく内装を見たい方は、「イームズハウス 内装」で是非調べてみてくださいませ(笑))
オリジナルの天板は元々金箔を張った豪華なものでしたが、製品化するにあたって実用的な木製に変更されています。
今回入荷したものはレクタンギュラー(長方形)で、アンティーク家具などでよく目にするウォールナット材を使用。マーブル模様のような木目や色合いが落ち着いていて、深みのある表情は大人びた印象を演出してくれます。
ちなみに脚部を見て、既視感を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
正解です。そうなんです!実はこの脚部はシェルチェアで度々見られるダウェルベースとそっくりなんです!
スチールとウッドが結びついたダウェルベースはテーブルのデザインを元に作られたそう。
中央に太さを持たせた流麗な脚部の曲線。シックな黒のスチールとの組み合わせ。まるでデザインで遊び尽くしているかのようです。
もちろんテーブルとしての機能面も優秀。天板裏面についたパーツは反りを防ぎ、また重さも増えるためしっかり安定して使う事が出来ます。
まとまりの良いデザインなので、モダンはもちろん西海岸から東海岸といったインダストリアルな雰囲気や、場所はリビングからオフィスなど場所を選ばない万能性も魅力ですね。
カッチリとモダンアイテムでテイストを合わせるのももちろん素敵。
ですがこのテーブルがあるだけで場が整うので、個人的にはイームズ夫妻の使い方の様に、自分の好きが溢れている空間の中心に置いてまとめ役として使うのが面白いと思います。
普通のテーブルに見えるのに、置く事で「場」の中心を定めてくれるのはやはりデザインの力。
このテーブルがあればもっと寛げる充実した空間を作れそうです。ひょっとしたら服を散らかしてしまった場合でも、イームズ夫妻のように様になるかもしれません(笑)
イームズ夫妻のテーブルは感覚的にはチェアよりも旅立ちが早い印象。そしてなかなか見ないテーブルときたら争奪戦は必至です!
もしこのブログをご覧の方でアンテナにビビッときたら、どうぞお見逃しのないようお願い申し上げます!!