Herman Miller
Arm Shell Chair
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー チャールズ&レイ・イームズ夫妻による不朽の名作、「シェルチェア」。
今から70年ほど前、まだ馴染みのなかったFRPという新素材。そんな素材を夫妻はいち早く最先端のものとして家具に用いたことにより、革新的なデザインとして評価されました。
それは時が経った現在でも唯一無二の存在として多くの支持を受けています。
当時革新的だったことでも時間の経過と共に一般的なものとして流通すれば、オリジナルは形を変えていき曖昧に成っていくものだと思います。
そう考えてみるとシェルチェアは今でもオリジナルの形を保ち、愛され続けています。シェルとベースのパターン、素材の組み合わせ、色味、座り心地...数え上げたらキリないですが確かなデザインの豊かさがあります。
長年愛されているのには理由がある
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今回入荷しましたのは、ポリプロピレン製(PP)のホワイトのシェルにロッドワイヤーベースのアームシェルチェアです。素材からも分かるようにハーマンミラー社製の近年のアイテムとなっております。
背もたれと座面が滑らかに一体となった一体成型チェア。
絶妙なエッジの反りは丸みを帯びた輪郭を浮かび上がらせ、流動的で美しい唯一無二のルックスを成しています。
カラーは軽やかな印象を持つホワイトなので、他の家具や様々な空間とも合わせやすく馴染みやすい(かと言って特有の存在感は残ってくれる。)アイテムとなっております。
シェルチェアと言ったらグラスファイバーを使用したFRP製が定番かもしれないですが、ポリプロピレン製も負けず劣らず特徴的なアイテムだと思います。環境負荷のため変更された素材は、現代のSDGsの観点も満たしていて悪びれることなく快適に使用することができます。
また、ポリプロピレン製は耐久性もある程度備えており、背面に寄り掛かったときによくしなるのが特徴的です。どっかりと腰掛けて快適に寛ぎたいという方にもオススメできる仕様となっています。
その色合いも魅力的。
陽に当たるとわかるのですが、マットな仕上げになっていることで落ち着いた温かなイメージを持ちます。その為ミッドセンチュリーだけでなく、北欧やモダンなど様々なスタイルに合わせやすく、飽きにくい仕様です。
アイテム自身が器用なので、是非様々な組み合わせを試してみてください。
ベースは最もポピュラーなロッドワイヤーベースで、俗にいうエッフェルベースになっています。名前の通りエッフェル塔のようなルックスで、美しく堅牢なイメージを持ちます。
人で言うならベースが脚で、グライズは靴です。いくら素敵な一張羅を纏っていても靴のチョイスを誤ったら全てが台無しに見えてしまうように、チェアにおいても同様なことが言えると思います。
そしてこちらのグライズは、シェルのカラーと対になるマットブラックでシェルやベースのデザインを邪魔しない控えめで秀逸な造りになっています。尚且つ一見華奢な見た目でも、座ったときに地面に根を張っているかのようにしっかりと安定していて不安なく寛げます。
アメリカで作られたアイテムであるシェルチェア。
それじゃあアメリカ人の体格に合わせて作られていて、日本人には少し合わないのではないかと心配している方もいるかもしれません。安心してください、合いますよ。
PP製は国外向けに販売を広げる際、より多くの体格にも適応するようFRP製に比べてシートが少し平らにされている為、日本人のように小柄な体系でも快適な座り心地となっております。
快適な面で言うと、アームがある点も重要です。サイドシェルよりも先に作られたアームシェル。肘が掛けられることによって、体重の負荷が3点に分散され座っているときの負担が減りより長く気持ち良く座ることができます。
ポリプロピレン製(PP)のホワイトのシェルにエッフェルベース。観る角度によって様々な雰囲気が特に現れやすいパターンだと個人的に思います。ずっと座り続けられて、様々なシチュエーションに合い、長く楽しめるこちらのチェアに愛着湧くこと間違いなしです。
是非この機会に、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。