ハリス・リーブス Harris Lebus キッチンボード キャビネット 食器棚 収納家具 モールガラス ホワイトペインテッド UKビンテージ 英国家具 ~白に宿る、温もり。~

UPDATE: STAFF:MIYU
ハリス・リーブス Harris Lebus キッチンボード キャビネット 食器棚 収納家具 モールガラス ホワイトペインテッド UKビンテージ 英国家具 ~白に宿る、温もり。~

ハリス・リーブス Harris Lebus キッチンボード キャビネット 食器棚 収納家具 モールガラス ホワイトペインテッド UKビンテージ 英国家具 ~白に宿る、温もり。~

UPDATE: STAFF:MIYU

Harris Lebus
Kitchen Cabinet

白いものには、どこか凛とした印象があります。
余計なものが削ぎ落されたような清潔感や、すっと背筋が伸びるような美しさ。
けれど白い家具が必ずしもそうではありません。
塗装のかすかな凹凸や、ふとしたところにのぞく木の色、丸みを帯びた輪郭。
そんな小さな要素が重なると、白の中にもじんわりとした温もりが生まれます。
今回ご紹介するキッチンキャビネットは、まさにそんな一台。
真っ白な姿に惹かれて近づくと、思いがけない愛らしさに気づかされます。

ペイントの風合いと愛らしいフォルムを楽しむ、英国ビンテージ家具。

こちらは、1840年にロンドンで創業したイギリスの老舗家具メーカー「ハリス・リーブス|Harris Lebus」によって、1950~1960年代に製造されたもの。
高級オフィス家具を得意とし、かつては世界最大級の家具工場を擁した名門メーカーです。
現在は会社として存続していませんが、ヴィンテージやアンティークの世界では今もその名が知られています。
長い時を経た家具だからこそ、塗装の表情や細部のつくりにも、現代の新品とはひと味違う魅力が感じられます。

まず惹かれるのは、全体のコロンとしたフォルム。
角には丸みがあり、扉は枠の中に納まりきっていないような造り。
このちょっとしたディテールが、家具全体に愛嬌を生んでいます。
白い塗装には刷毛の跡が残り、均一に整えられた白とは違う、豊かな表情があります。
扉を開ければ、内側には温かみのある木の色。
塗装の白と内側の木とのコントラストが美しく、シルバーの把手がほどよいアクセントになっています。
かわいらしいけれど甘すぎない。
そんな絶妙なバランスが魅力です。

最上段は、モールガラスの扉を備えた食器収納。
ガラスの模様が中の景色をほどよく隠してくれるので、食器をきっちりと隠してしまうのとも、全てを見せるのとも違う楽しみ方ができます。
お気に入りのマグカップや、色とりどりの小皿、釉薬の表情が豊かな陶器を並べてみたら、ガラス越しに色や形が柔らかくにじんで、扉を閉めていても楽しい景色になりそうです。
棚板は中央がくぼんだような形で、高さの異なるものを一緒に収納できるうえ、縁が立ち上がっているため、置いた食器が滑り落ちにくい工夫も。
見た目の愛らしさの中に、日々の使いやすさまできちんと考えられています。

その下の段には、引き出しと、手前に開くフラップ式の収納が並びます。
キッチンで使うなら、引き出しにはカトラリーやランチョンマットを。
食事の支度をするとき、必要なものがそれぞれの場所に納まっていると、いつもの作業も少し気持ちよく進められそうです。
そして、左側にあるブランドマークにも注目。
まるで小さなブローチを留めたような佇まいが、控えめな可愛らしさや細部までへのこだわりを感じさせます。
家具のつくりそのものだけでなく、こうした小さな装飾にも目を向けたくなるのは、ビンテージ家具ならではの楽しさですね。

さらに下のフラップ扉を手前に倒すと、ちょっとした作業台に早変わり。
内側には卵ホルダーが備わっていて、当時のキッチンでの使い方が想像できるのも楽しいところです。
卵を取り出し、ボウルに牛乳や粉を入れて混ぜ、朝食のパンケーキを焼く。
そんな何気ない時間が似合います。
天板は、厚みのあるガラス製なので、粉がこぼれたり生地が付いたりしても、さっと拭いてきれいにできます。
少し青みを含んだ乳白色のガラスは、上段のモールガラスとはまた違う表情。
柔らかな色合いとつるりとした質感が、作業台という実用的な場所にも、どこか愛らしさを添えています。

最下段は、通気口のある扉と格子状の棚板を備えた収納スペース。
高さにもゆとりがあるので、瓶に詰めたパスタや豆、粉類など、キッチンに常備しておきたい物をしまうのによさそうです。
扉に並ぶ小さな通気口は、食品を保管する上での機能性を担いながら、見た目にもかわいらしいアクセントになっています。
上段には食器、中段には細かな道具、フラップの内側には作業台、そして最下段には食品のストック。
ひとつの家具の中に、キッチンで過ごす時間に必要なものが自然と納まるように考えられています。
使い方を想像するほどに、つくり手の工夫が見えてくる一台です。

このキャビネットをどんなキッチンに置くかによって、きっと印象は大きく変わります。
木のまな板や作業台、コットンの布巾、陶器のシンクがあるような空間なら、刷毛の跡が残る白い塗装や丸みのあるフォルムが引き立ち、ほっこりとした温かい雰囲気に。
一方で、ステンレスやガラスを取り入れたすっきりとしたキッチンなら、白の清潔感が際立ち、洗練された印象になりそうです。
どちらにも自然と馴染んでくれそうなのは、白が様々な色や素材を受け止めてくれることに加え、この家具自身が豊かな表情を持っているから。
均一ではない塗装、内側にのぞく木の色、角の丸みや扉の愛らしいかたち。
白という色の持つ軽やかさに、素材や手仕事の温度が重なっています。
凛とした美しさと、思わず近づきたくなる親しみやすさ。
そのふたつが一緒にあるからこそ、この真っ白なキャビネットには、見ているだけで少し心が和らぐような温もりがあるのだと思います。


ハリス・リーブス Harris Lebus キッチンボード キャビネット 食器棚 収納家具 モールガラス ホワイトペインテッド UKビンテージ 英国家具 ~白に宿る、温もり。~

LOCATION

取扱い店舗

ARTICLE登戸BASE EC店の記事