Knoll
Tulip chair
デザインが〇〇に似ているからそのままの名前が付けられたチェアって多い気がします。
有名な物だとアントチェア、スワンチェア、エッグチェアなどがあります。
まっすぐ伸びた一本脚。花びらのような曲線を描いたシェル。
みなさんはこのチェアが何に見えますか?
世界で初めての一本脚
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こちらはUSミッドセンチュリーを代表する「knoll ノル」の「Tulip chair チューリップチェア」。
まっすぐ伸びる一本の脚、花弁のような曲線を描くシェル。そのフォルムが一輪の花のように見えることから、チューリップチェアと名付けられました。

デザインを手掛けたのは「Eero Saarinen エーロ・サーリネン」。生まれはフィンランドですが、主にアメリカで活躍した建築家兼プロダクトデザイナーです。
チャールズ&レイ・イームズ夫妻と時を同じくしてUSミッドセンチュリーを牽引し、彼らが生み出したプロダクトは今もなおアイコニックな存在として知られています。

椅子やテーブルを置いた際の足元をスッキリと見せる為に、一本脚を採用した世界初のデザイン。それまでの椅子は’’4本脚’’’と言う固定概念を覆すものでした。
強度問題を考慮しアルミダイキャスト(鋳造)が採用されています。異なる素材を使用しながらも違和感はありません。

また今回のシートクッションはレトロ感のあるグリッド模様。着脱も可能でカバーを取り外すこともできます。
少し冷たい印象があるFRPの見た目を中和してくれています。

凛とした佇まいはお部屋に置くだけでも存在感がありますが、やはり座ってこそのチェア。
シートの高さは厚めのクッションを含んだ47cm。少し高く感じるかもしれませんが、クッションの厚み自体が約7cmほどあるため(シェルの縁は高さ約40cm)、感覚的には一般的なダイニングチェアと遜色なくお使いいただけます。
ダイニングはもちろん、スタイリッシュに見せたいデスクにこの椅子のフォルムがあれば、より雰囲気もグッと増す事間違いなしです。

もし自分がこのチェアを作ったとしたら、なんと名前を付けたでしょう。
ワイングラスに見えるから’’ワイングラスチェア’’。シェルがアヒルの口に見えるからアヒルチェア。
どれもピンときませんね・・・やっぱりチューリップチェアが一番しっくりきます。
花の様なその可愛らしいフォルムが、日常にゆとりをもたらしてくれる一脚です。
