ノル Knoll ダイヤモンドチェア Diamond Chair フルカバーリング グレー ハリー ベルトイア Harry Bertoia ミッドセンチュリー ~美しさに座る~

UPDATE: STAFF:れい
ノル Knoll ダイヤモンドチェア Diamond Chair フルカバーリング グレー ハリー ベルトイア Harry Bertoia ミッドセンチュリー ~美しさに座る~

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Knoll Diamond Chair

クランブルック美術アカデミーをご存知でしょうか?アメリカ版バウハウスを目指し1932年創設された同校は、世界で2校のみ存在する美術・デザイン系の大学院大学の一つであり、世界最難関の超名門校美大として知られています。 合格率は2〜5%とされ、難易度はハーバードのMBAの2〜3倍合格するのが難しいと言われています。卒業生を調べてみると、エド・ベーコン、C&Rイームズ、フローレンス・ノール、ウォルター・グロピウスなど錚々たる顔ぶれ。 今回紹介するダイアモンドチェアも同校の卒業生であり、C&Rイームズ、フローレンス・ノールなどとも親交のあった彫刻家ハリー・ベルトイアの作品となります。

彫刻に腰を掛ける

>>この商品の詳細を確認する C&Rイームズのオフィスで成形合板の技術開発を進めていたハリー・ベルトイア。その途中でワイヤーシリーズの元となる技術、ワイヤーシェル構造を開発します。しかしベルトイアの技術とアイデアが基になっていたにもかかわらず、C&Rイームズが個人名義でワイヤーシェルを発表してしまいます。 反発したベルトイアはその後knoll社に招かれ移籍。そしてワイヤーシェルチェアの後を追う形で、1952年にknoll社よりダイアモンドチェアを発表します。 ベルトイア本人が「この椅子は主に空気によってできている」と言い表している通り、圧倒的な存在感がありながら空気に輪郭を与えたような軽やかな印象の佇まい。 デザイナーと呼ばれることを嫌い、自身を彫刻家であると定義しているベルトイアらしい家具と彫刻の間にあるようなスタイリングとなっています。 光沢のあるスチールロッドワイヤーを使用し、一本一本3次元に曲げ、菱型に溶接固定することで背座の微妙な曲面を三次元的に表現。 同作は「ベルトイア サイドチェア」と同様に、ベルトイアの名を歴史に残したワイヤーシリーズ。MoMAのコレクションにも加えられており、その評価の高さが伺えます。 ワイヤーがむき出しでありながらその座り心地はまるで包み込まれるかのよう。ファブリックカバーを掛けることでより快適な着座に、彫刻的と評される同作ですが一気に家具としての側面を強く覗かせます。 ワイヤーフレームの軽やかさを活かして、お気に入りのクッションを主役にお使い頂くこともできます。 見る角度によってワイヤーは重なりや抜けに変化が生じ、まるで数学の美しいグラフのように様々な表情を見せてくれます。 繊細さと高い耐久性が同居するフォルムは椅子の向こう側の風景までもが計算されたデザインは常に視覚的な新鮮さを提供してくれます。 「どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ。」というミケランジェロの言葉を借りるなら、ダイアモンドチェアはまさに空気の中から見つけ出された椅子でしょう。 真に優れた作品は見ているものに問いかけをしてくる、とどこかで聞いたことがあります。みなさんにはこの椅子は家具に見えますか?彫刻に見えますか? ミッドセンチュリー不朽の名作をぜひ体感してみて下さい。

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