THONET
CM190 Lounge chair
本日は、世界最古のファニチャーカンパニーであり、モダンデザインの草分け的存在であるドイツ ・ " トーネット社 / THONET " からリリースされた名作チェア 「 CM190 」 60's ビンテージ品のご紹介です
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フレンチモダンを代表するイージーなスチールパイプチェア
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デザインは、ミッドセンチュリー期を代表するフランス人デザイナー " ピエール・ポラン / Pierre Paulin " ( 1927-2009 ) による1956年発表の作品。
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1927年にパリで生を受けた彼は、1950年代初頭にデザイン・建築の学校である " エコールカモンド / Ecole Camondo " で石の彫刻と粘土によるモデリングを学びました。
大叔父が彫刻家、叔父も自動車デザイナーという恵まれた環境の下、彫刻家を目指しましたが、事故による右手の怪我が嵩じ断念。しかし、デザインを専攻した事が起点となり、立体造形に長けた彼ならではの感性と発想力で、オランダの家具メーカー " アーティフォート社 / Artifort " との約半世紀程も続くコラボレーションによって、かの「 マッシュルームチェア / Mushroom chair ( 1959年 )」、「 Ribbon Chair / リボンチェア ( 1966年 )」、「 タンチェア / Tongue Chair - F577 ( 1968年 )」...といった名作と謳われる作品を数々と生み出す運びとなります。
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その作品群は、著名なMoMA ( ニューヨーク近代美術館 ) 、パリのジョージ・ポンピドゥー美術館、メルボルンのビクトリア国立美術館、ウィーンの応用美術館等、世界各国で永久所蔵品として展示され、デザイン界に新風を巻き起こした偉大なデザイナーとして世界的に知られています。
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60年代に見られる優雅な曲線を描く美しいチェア等が代表作として挙げられますが、1950年代からの初期の作品は、皆さんもご存知の " チャールズ&レイ・イームズ / Charles & Ray Eames " や北欧モダン、日本の美学から影響を受けたと云われており、以前の作品は直線的でシンプル且つ実用的デザインが多く、バウハウスの流れを汲むトーネット社からリリースされていました。
その頃に発表された名作デスク ( プチビューロ )「 F031 ( 1954年 ) 」ならご存知の方も多いかと思います。その後1956年にこの名作ラウンジチェア「 CM190 」が誕生します。
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本品は1960年代製のビンテージ品で、マットブラックのスチールパイプフレームと肉厚なクッションが組み合わされた何処か愛嬌を感じるデザインです。
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当時、フランスの公共施設や大学、ホテルといった様々な場所で使用されており、ミニマルなシルエットながらも休息を齎す快適な座り心地を提供してくれます。
また、低重心の安定したラウンジタイプであるものの大変軽量な為、移動の際は持ち運びが容易で、高いユーティリティ性を持っています。
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設置した空間に軽快な印象を齎し、彼ならではの洗練されたミニマリズム、古き良きミッドセンチュリー期の小粋なフレンチモダンスタイルを感じさせます。
特徴的なバックレストとシートの厚手のクッションは身体にフィットする適度なカーブを描き、優しく支えてくれます。
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半世紀以上経過したビンテージ品で、当時シートに " クヴァドラ社 / Kvadrat " のファブリックを使用していた事が文献に載っていましたが、年数から推測するとおそらく張替えが成されているかと思いますが、こちらも類似したリネン混のオールドファブリック、P.ポランの稀に見るビンテージアイテム故、再現に染め直しを施した念の入れようです。更にクッションとなる内部のウレタンは綺麗に新調されており、ヘタリは御座いません。当時の使用品ならウレタンは劣化、生地はヤケ&破れといった状態でしょうね... ☓☓☓
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また、スチールフレームの塗装はリペイントされておらず、マウントや脚元のゴムキャップもオリジナルのままで御座います。勿論、フレームに腐食や歪みも発生していないグッドコンディションです!
ビンテージならではの風合い漂わせながらも実用可能なラウンジチェア... 国内外共に流通は極めて少ないレアアイテムですので、お探しだった方は是非この機会に如何でしょうか?