THONET
Benteood Chair No.14
1819年ドイツにてMichael Thonet(ミヒャエル・トーネット)によって創業された家具メーカーTHONET(トーネット)。
200年以上の歴史を持ち、世界で初の曲木技術を開発、そして大量生産システムの確立等の功績を残しておりこれまでの家具史において最も重要な家具メーカーの一つと言えます。
本日はそんなトーネットの代名詞のような、世界中から愛される名作をご紹介致します。
世界中から愛される名作椅子
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こちらが本日ご紹介させて頂く「Bentwood Chair No.14」です。デザインを手掛けたのはトーネットの創業者であり曲木技術の開発者でもあるMichael Thonet(ミヒャエル・トーネット)。
なんと発表されたのは1859年と今から150年以上も前という衝撃。そして世界で初めて家具の特許を取得した椅子と言われています。
現在では「No.214」と名前を変えて生産されており、「軽く、丈夫で、美しい」椅子として今もなお世界中で使われている名作中の名作です。
良質なビーチ材に水蒸気を当て柔らかくし、成型された型枠に手作業ではめ込んで製造されるベントウッドチェア。
こうした技術を確立させ、それまでの重厚で華やかな椅子には無かった美しいフォルムを実現させました。
また椅子をノックダウン方式(組み立て式)にする事でパーツごとを最小単位まで分解可能に。36脚ものベントウッドチェアを1立方メートルの箱に入れ、世界中に輸送していました。
随所に見られるアールや丸み。経年により深みを増した木肌。
派手な装飾は無くシンプルながらもどこか優雅な雰囲気を纏い、それでいて何故か懐かしさを感じるデザイン。
この親しみやすさも世界中で愛される理由の一つかもしれませんね。
ラタン編みの丸い座面は、風通しの良いデザインで軽快な座り心地。
また後年張り替えたとみられ、強度面での心配は不要です。
ペイント跡や修理痕等はございますが、それも風合いとして愛でて頂けるかと。
また残念ながらブランドラベルは剥がれていましたが、ビンテージとしての証となる刻印はしっかり残っております。
いかがだったでしょうか。
まさに家具史、デザイン史に残る名作チェア「Bentwood Chair No.14」のご紹介でした。