TRUCK FURNITURE
TORCH CHAIR
経堂店は今ダイニングチェアのラインナップが豊富です。
たくさんあるからこそ選ぶ楽しみが増える。でもたくさんあるからこそどの椅子がいいか迷ってしまう。
悩んでいる時間もまた楽しいものですが、決めきれないそんな時こそ「好き」を優先してみるのもありかもしれません。
好きを突き詰めて
何かのインタビュー記事で「好きなものが決まっているから迷わない。好きが集まってそれが自分のスタイルになっているのかも。」と答えていた唐津裕美さん。
好きを突き詰めているところがすごく格好良く思えて、その価値観こそがトラックファニチャーの根底を築いているのだなと感じたことを覚えています。
1997年、黄瀬徳彦氏とともに立ち上げたTRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)で作り出されるのは、2人の好きと欲しいが詰め込まれた家具たち。
この「トーチチェア | TORCH CHAIR」は、懐かしい椅子を作りたいという思いから誕生しました。
いわゆる昔の食堂椅子でデザインはいたってシンプル。奇をてらわない素朴なダイニングチェアは、合わせるテーブルのスタイルを気にせず選べるのが良きポイントです。
さらに、背座の緩やかなカーブが身体にフィットし着座感もなかなかに心地いい。また比較的軽量で、椅子の出し引きなど日常で扱いやすいところにも食堂椅子の利点が引き継がれているようです。
それでもトラックらしさをまとうのは、代名詞であるナラ無垢材を使うことできっと2人の好きが存分に表現されているから。
ちなみに、今回は当店の工房スタッフが座面の張替えを行ってくれました。恐れ多くも、ちょっとだけインプションらしさが付加されています。
家具を選ぶときにはついサイズは合うか、使い心地はどうか、他のインテリアとの相性が良いかなど、多くのことに考えを巡らせてしまいますが、もっと直感で選んでいいんだと思えるトラックの家具。
一貫した好きが自分のスタイルやセンスになっていくというわけです。
好きで選び、好きに囲まれ、好きと暮らす。なんだか自分の好きに委ねた家具選びも心地よさそうです。