dyrlund
Vintage Drink Cabinet
本日は、収納家具を芸術作品の域まで近づけた、美しいダニッシュビンテージ" デューロン / dyrlund "『 ローズウッド ドリンクキャビネット 』のご紹介♪
美の厚みに酔いしれる


デューロン社は1960年創業のデンマークを代表する家具メーカーです。「明日のアンティーク」というテーマの基、家具製造に適した高品質な木材を選び抜き、木本来の美しい表情を最大限まで引き出す優れた加工技術を有しています。 故にモダンデザインに多く見られる過度なシャープさや無味乾燥な印象は無く、同社製品のナチュラルな質感と素朴さは母国デンマークは勿論、日本においても多くのインテリアファンから支持されています。
デザインを手掛けたのは、コペンハーゲンの王立美術アカデミーでフィン・ユールに師事し、親友でありパートナーであったとも云われている" アルネ・ヴォッター / Arne Vodder "です。在学当時、世界的家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセンが同時期の在学生でした。同氏の家具は元アメリカ大統領ジミーカーターらにより愛用されていた事でも知られ、ワシントンのホワイトハウスをはじめ、ホテルや大使館等、世界各国に納められています。


こちらはミッドセンチュリー期に製作された同社のビンテージアイテム『 ローズウッド ドリンクキャビネット 』です。ウッドフレームには、北欧で使われる家具材の中でも最高級木材として知られているローズウッド材を使用。独特の赤みと深みは、定番のチーク材以上に高級感を漂わせています。非常に硬く加工が難しい事から、熟練職人の技術が問われる木材です。
ドリンクキャビネット(カクテルキャビネット)はキャビネットの種類の中では珍しいお品物ですが、椅子やソファ等の暮らしのメインアイテムと比べると、直線構造の収納家具は個性を加える事が難しいバイプレイヤー的な役割のもの。その為、扉や抽斗の把手、脚部等、細部の造りにデザインの良し悪しが生まれやすい家具でもあります。



高級木材の色味と経年変化による味わいに目が行きがちなビンテージ家具ですが、特に中央を縦に流れる左側扉の長いハンドルは、植物の様な、彫刻の様な・・・。扉を開く為のパーツと呼ぶにはあまりにも美しく造形的です。扉を開くと3段に分かれた広々とした収納部。ドリンク用と制限せずに、生活感の出やすい物を目隠ししながら収納出来る十分な容量を備えています。
右上部はフラップ扉。ドリンクキャビネットとして最も重要な個性です。内部はボトルを収納する為のラックを装備し、扉は作業台として活用頂けます。下段は4杯に分かれる引き出し収納で、上段はカトラリー等を収納する為に底面にフェルトが貼られています。



引出部は真正面から見た時に上下同様の窪みが施され、植物の葉の様に優美な曲線を描いている事が分かります。それだけでも" 絵になる収納家具 "として十分表現されていますが、近づいて良く観察してみると、抽斗前面フレーム自体が曲面で作られている事に気が付き、思わず「ワッ!」っと声が出てしまいました!
本来、ドリンクキャビネットの引き出しは、ボトルやグラスの収納部と比べると、それほど重要な場所ではありません。しかしながら、ここまで手間のかかる精巧な造形をと取り入れてる事自体が、アメリカの大統領を魅了したモノづくりのプロフェッショナルの意匠といえます。



オープン収納の様な「見せる収納」が無い" 閉ざされた空間 "であるにも関わらず、機能以上の見せどころを確りと演出しているその造形美。扉と引き出しを囲む外枠は斜めにカットされ、さながら絵画の額縁の様に、内側のレリーフ作品を引き立てています。











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