de Sede 
DS-600

家具に対してのイメージは様々。絵に描いてみた際のチェアの形や色、テーブルの形や素材など、各々これはこう、とある程度の固定イメージがあると思います。

それは良く見かけるものだから、あるいは欲しいものであったり憧れであったり、理由は様々です。そういう固定イメージを取っ払う様なアイテムが半世紀以上も前に存在していました。

個性、上質、自在、圧巻

1965年にスイスで創業した老舗高級ソファブランド" デセデ / de Sede "。

元々は馬具製造工場でしたが、そこで培った確かな技術力と品質管理によりスイス国内に於いて高い評価を受け、同国を代表する革張り家具ブランドへと成長。高い品質と高いデザイン性を両立したアイテムを多く製造し、世界中のセレブたちを魅了し続けています。

そんな同社を代表する名作「 DS-600 」、通称「 スネークソファ / Snake Sofa 」。

1972年に" ウル・ベルガー/ Ueli Berger "によってデザインされたこのアイテムはその名の通り、蛇の様に形状を自在にくねらせて変形が可能。蛇腹状になっている本体は、小さなソファを複数個、蝶番金具によって繋ぎ合わせる事でギミックを実現。内側や外側に弧を描いた形状やS字の形状、好みやお部屋の間取りに合わせてご利用頂けます。

日本では昭和の大スター、石原裕次郎が愛したソファとして有名で、世界中のセレブがこぞって手に入れたがるマスターピースとして名を馳せています。

本体に使用されているレザーは広大なヨーロッパ山岳地帯の牧場で育てた雄牛の革のみを使用するという徹底ぶり。仕入れ後の革は室温24℃、湿度60％の専用倉庫で保管。その後、天然の染料で染め上げ、職人の目によってソファに合った革が選定され、丁寧に加工。

そんな工程を経て使われているレザーは肌触りが非常に良く、柔らかな質感、身体にフィットする伸縮性としなやかさを持っており、本革という言葉から連想するタフな印象とは異なる美しさと上質さを兼ね備えています。

クッションはSEDEX(セデックス)というデセデ独自のクッション材を採用。

異なる硬さの高品質ポリウレタンフォームをさまざまな厚みや形にカットし、サンドイッチ多層構造に組み合わせ、それによって個々の層に硬さが異なる事で、深みのある快適な座り心地を実現しています。レザーと相まって、非常に快適性の高い座り心地に仕上げられています。

今回入荷したのは現行とは異なり、ヴィンテージであるフェルトボディ仕様。

現在でも販売されている全体がレザーの物とは異なり、モダンでありながら温かみも持ち合わせる事で、レトロな雰囲気も漂わせています。

半世紀以上愛され続ける、非の打ちどころが無いプロダクト。世界中のセレブに支持される魅力、憧れはお部屋で圧倒的な存在感を放ちます。