特集:Yチェアのこと。

UPDATE: STAFF:中村
特集:Yチェアのこと。

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いいところも、ムムムッなところも赤裸々に

語ります。 有名な椅子ですよね、Yチェア。 ウェグナーがデザインした椅子の中でも頭一つ抜けた知名度を誇ります。 見た目も座り心地もすごく良くて、私も大好きな椅子。 奇跡的に4種類のYチェアがお店に並んでいますので、この機会に色々見ていきましょう。

Pick up items

[toc] 1950年にデンマークのカールハンセン&サンから発表された"CH24"通称Yチェア。 アームから背もたれにかけて1本の曲木で仕上げられているハーフアームの仕様は当時非常に珍しいものでした。 70年以上が経過した現在、木種やカラーリング、仕上げなどで分けるとその数はなんと50種類以上。 いかに世界中で愛され続けているかが分かりますね。

1.それぞれの椅子のご紹介

CH24 Yチェア ビーチ材 ソープフィニッシュ

Yチェアと言ったらまずはこれを思い浮かべますよね。 ビーチ材の涼し気で優しい木目にサラサラとした触り心地のソープフィニッシュ。 清潔なダイニングシーンを演出できるのも魅力。

CH24 Yチェア オーク材 オイルフィニッシュ

オーク材のフレームはビーチに比べ杢目の個性が楽しめます。 脈々と何層にも広がる杢目は木の生命力を見た目から感じ取れる自然のデザインです。 オイルフィニッシュは浸透性の仕上げで、しっとりとした肌触りをご堪能頂けます。

CH24 Yチェア ウォールナット材 オイルフィニッシュ

ナチュラルなペーパーコードとのメリハリが感じられるウォールナットフレーム。 定番のナチュラルカラーのものに比べ、シックで落ち着いた印象に仕上がっています。 モダンなテーブルとの取り合わせも良く、合わせるテーブルを選ばなくなったユーティリティチェア。

CH24 Yチェア 1日限定販売品 ウォールナット材 × ゴートレザー オイルフィニッシュ

2019年4月2日。1日限定販売のYチェアがこちら。 Yチェア発売以来初となるレザー仕様の座面にはゴートレザーを採用。 ウォールナットフレームとの相性は非常に良く、互いを引き立合い高級感のある仕上がりに。

2.座り心地について

Yチェアにはペーパーコードというヒモを編み込むことでつくられているものと、レザーを張って作られているものとがございます。 ペーパーコード座面は座ると少し沈みこむ感覚があり、大げさに言うとハンモックのようなフィット感が味わえます。 このお尻にフィットした包み込むような座り心地がYチェアの特徴の1つです。 ペーパーコードの特徴としてもう一つ上げられるのが、形状の変化。 使い続けることで使い手のお尻に馴染み、より心地よい着座感を提供してくれるようになっていきます。 ハーフアームのつくりのおかげで肘が乗せられるのも嬉しい椅子。 ダイニングチェアでありながら、普段から腰掛けていたくなるラウンジチェアのような魅力もございます。 レザーの座面もペーパーコード同様、経年により体に馴染んでいくものかと思います。 近年の発売となりますので、まだお客様からなどの実体験のお声は届いておりませんが、それはまた数年後の楽しみにとっておきましょう。

3.いいところとムムムッなところ

ここがいいッ!

・なんと言っても見た目がお洒落 ・フィット感のある安定した座り心地はずっとそこにいたくなる ・本体が軽く、簡単に移動ができる ・歳月により馴染んでいく家具を育てる感じがたまらない ・ハーフアームはちょっと腕を休ませたいときに最高 ・曲木を使うことで木材の消費を抑えた環境に優しいものづくり ・色や材、仕上げのバリエーションが豊富なので、シルエットが同じながら遊び心のあるダイニングシーンがつくれる ・アームを支えるフレームが2本しかないので横向きや後ろ向きで座れる ・座面が広いので胡坐がかける ・夏は少しひんやり、冬は少し暖かく感じられる →これはペーパーコードの座面が中に空洞ができるように編まれており、座面の中に空気の層ができるよう工夫されているおかげ。座面の中の空気温度が一定に保たれるので、夏の蒸れや冬の冷えを感じにくく座布団なしでも年中快適です。 エトセトラetc...

ムムムッ!

・クッションの椅子と比べると座面が固い ・ハーフアームが当たるので、テーブルの下に椅子全体が収まり切らない ・新品で買うと少しお高い 結構一生懸命ムムムなところも探したんですけど、これくらいしか出てきませんでした。。。 やっぱりYチェアは最高ということですね。 このブログが、皆様とYチェアの出会いのきっかけになれば幸いです。

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