テクタ TECTA
B20 Dining Chair
1919年から14年間活動していた総合芸術教育機関 BAUHAUS/バウハウス。現在のデザインやデザイナーに多大な影響を与えており、14年間という短期間ながら濃密な教育活動が確かに身を結び、現在のモダニズムやデザインの原点と言われています。 その当時には、マルセル・ブロイヤーやミース・ファン・デル・ローエなど、皆様も良くご存知のデザイナーが学び研究していた名門。 今回ご紹介いたしますドイツのテクタ社は、バウハウスから40年後に設立されておりますが、バウハウスで生まれた数々の名作家具を正規復刻しているインテリアブランド。当時の技術力では未完成で終わっていたプロダクトなども現代の最新技術を駆使して復刻されております。
受け継がれるべき名作家具を創造するテクタ社
今回は、テクタ社のB20ラタン張りのダイニングチェアです。こちらは70年代にジャン・プルーヴェがデザインしましたが、当時の技術では具現化できなかったプロダクト。
それを、テクタ社が得意とする独自のカンチレバー構造を用いて共同製作されたチェア。
シートには天然素材のラタンが採用され、丁寧で綿密に編みこまれ軽量で肌当たりもとても上質で快適です。
フレームはバウハウスデザインとの共通点が非常に多いスチールパイプによるカンチレバー。体重をかけると座った人の荷重で心地良いテンションを感じていただけます。
スチールパイプはその太さや形状を微妙に調整し変化させ、デザインのアクセントにもなっています。 見た目以上に座り心地が良く、現在でも素材の仕様を変えながら生産され続ける名作チェア。グレーのラタンの仕上がりはシックで、モダンなインテリアのみならず、北欧やフレンチインテリアなどにも馴染むカラーとなります。過去にも入荷の少ないレアな1脚となります。