Schou Andersen
NV31 Diningchair
椅子を長く愛用するためには、お気に入りのデザインと快適な座り心地だけでなく、「上質であること」が重要です。
全てを兼ね備えた一脚と出会えた暁には、生涯を共にするお気に入りの一脚となることでしょう。
上質さを追求し備わった美しさ
デンマークの家具メーカー" Schou Andersen スコウアンデルセン" 。
1919年に開業以降4世代に渡り受け継がれており、1960年代(デンマーク家具の全盛期)のダイニング家具製作において主要なメーカーの1つです。
今回ご紹介するのは、そんな Schou Andersen が製造を手掛けた名作チェア「NV31」。
デザインを手掛けたのは、1950年代に北欧デンマークにて名作家具を多く手掛け活躍した名デザイナーの一人、”Kai Kristiansen カイ・クリスチャンセン”。
高級な家具を追求するより、長く愛着を持って使うことが出来る上質さを追求し、暮らしに馴染む美しい家具を数多く世に輩出しています。
穏やかな弧を描き一体となった背もたれとアーム。アームから下に向かって内側に伸びていく後方の脚。
上品な杢目のアフロモシア材にて丁寧に削られたフレームと、落ち着いたグリーンのファブリック。
洗練された佇まいが非常に印象的です。
実用性に優れているのもNV31の魅力。
包み込まれるようなホールド感のある背もたれと、立ち座りの動作に干渉することなく、座ると自然と肘が掛かる必要最小限のアームによって、包容力と自由性を両立しています。
置いてあるだけでも目を惹くデザインですが、テーブルと合わせた際も非常にすっきりとしています。
さらに、座面は簡単に取り外すことでき、長く使えるようメンテナンス性まで優れた逸品です。
上質さを追求した先に備わった美しいデザイン。
腰をかけるたびに名品を手に入れたなと喜びを感じる事でしょう。