Saxbo
Eva Staehr Nielsen flower vase
花のある暮らし。
憧れはありますが私は実践出来ていません。
男のひとり暮らしなんてそんなものと、言い訳をしがちですが何かのきっかけがあれば!なんて思うこともしばしば。
そして先日、ついにそのきっかけとなってくれそうなフラワーベースをお買取りさせて頂きました。
一目で伝わってくる造形の美しさ。襟を正したくなるような凛とした佇まい。
本当は独り占めしたいですが皆様に紹介するのが自分の役目。
きっと誰かの良き出会いとなってくれることでしょう。
北欧モダンの真髄

こちらは北欧デンマーク サクスボー窯によって製造されたフラワーベースたち。
Saxboは1929年にビングオーグレンダールで働いていた釉薬研究家で化学者でもあったNathalie Krebs/ナタリー・クレブスとGunnar Nylund/グンナー・ニールンドによって設立されました。
後の1932年に Eva Staehr Nielsen/エバ・ステア・ニールセンが加入し、サクスボースタイルと言われる作風を確立。


作品に共通する特徴としては、「装飾を排したミニマルで彫刻的なフォルム」・「深みのあるマット釉」と言えるでしょう。
この形と釉薬の調和を目指した姿勢は北欧モダンデザインの理念を体現しており、作品の美しさと心地よさは数多くの窯に影響を与えたとされています。
しかし、同社の歴史は短く、1968年にはナタリー・クレブスの引退に伴って閉窯。
製作された数も少なく、世界的にも評価が高いことから希少な一品であることが伺えます。



ここからは1点ずつ目を向けてみます。
先ずはmodel 205。
どこか東洋的にも感じさせるシルエットで、手に取ってみるとずっしりとした重みと滑らかさに驚かされます。
サイドボードなどの上に置いて大ぶりな植物を活けてもらうとさらに存在感が増しそう。



次はmodel 67。
有機的なフォルムと柔らかなアウトラインはつぼみのようにも見えます。
くすんだ白色は活ける花を選ばず魅力を引き出してくれるはず。



こちらはmodel 228 。
青と灰と茶が混ざった深みのある色味。
うろこのようなくぼみが施され、反射によって鈍く輝く様も楽しませてくれます。
手もとにあると何だか幸せ。個人的におすすめです!



最後はmodel 215。
開口部が広く、フリーカップのような表情。
灰と青と茶の線が折り重なった表情は波打ち際のようにも見え、自然の雄大さと美しさを思わせます。
日本の名盤「Modal Soul」のジャケットに似ている?こちらもおすすめ。

以上の4点が入荷しております。
知る人ぞ知るアイテムではありますが、北欧モダンの理念でもある「すべての人のための美」を色濃く映し出しているお品物だと思います。
なんでもない日が、特別な日になる。
そんな力を感じてしまいます。































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