KOSUGA
Pine Chest & Side Table
老舗とは、代々続く有名店、そして昔から続く信用あるお店のこと。
コの字のロゴでおなじみのコスガ(KOSUGA)もまた、そんな老舗のひとつです。
創業は文久2(1862)年=14代将軍・家茂の頃、江戸時代の末期から150年も続く歴史あるメーカー。と聞くと、なんだか日本史の勉強みたいで興味が湧いてきます。
尾張、大阪、今コスガ。
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はじまりは、籐家具の製造でした。大阪に「尾張屋」というお店を構えたのが江戸時代。その後、明治時代になると東京へ進出し、「大阪屋」と称した商店を構えます。
地名と屋号が一致していなくて、なんともややこしいです。
このサイドテーブルは、そんな創業当時のラタン製造技術を活かしたデザインが魅力のアイテム。ビンテージのような風合いがたまりません。
懐かしさと落ち着いた雰囲気を作り出す、ダークブラウンのフレームとグレーに近いスモークガラスのコンビネーション。
木材とは異なる抜け感が、きっといい塩梅にお部屋を引きしめてくれるはず。
天板下にはラックがついているので、花台やディスプレイラックのようにお使い頂くのもよいかもしれません。
と、ここで話を歴史に戻します。コスガの名が登場するのは、昭和になってからのこと(「小菅」と漢字表記でした)。
戦後には洋家具の製造に着手し、国内メーカーで初めて輸出家具を実現した同社。これは、“ 国際レベル ”と認められる快挙で、日本にとっても大きなできごととなります。
そして、現在のロゴ&カタカナのコスガになった1960年代から、平成・令和と時を歩んできました。
多くの家具が作られる中で人気を誇ったシリーズが「プロヴァンス | PROVENCE」。その名の通り、南フランスのライフスタイルをモチーフにしています。
一旦は生産を終了したものの、現在は復刻品として一部のデザインが再販されるなど、今でもなお愛され続けるコスガの定番フレンチカントリーです。
こちらのチェストもまた、温かみ溢れるパインの木味を存分にお楽しみ頂ける逸品。
丸みのあるフォルムの優しさとは裏腹に、たっぷり収納できる6杯の抽斗を兼ね備えたしっかり者といったところでしょうか。
150年もの間に作られた家具の数は数知れず。世界を見据えた良質な家具だからこそ愛され、長く続けられる。
これこそが老舗の信頼と実績。本当に頭が下がる思いです。
創業当時から変わらず製造されるコスガの家具たちは、そんな歴史の中で培われた実力と安心感をまとっているようです。
プロヴァンス PROVENCE チェスト 5段 パイン材
ラタン × ガラストップ サイドテーブル