ゲタマ GETAMA GE280 イージーチェア 1Pソファ チーク材 ビンテージ ハンス・J・ウェグナー 北欧家具 ~変革のパラダイム~

UPDATE: STAFF:よしお
ゲタマ GETAMA GE280 イージーチェア 1Pソファ チーク材 ビンテージ ハンス・J・ウェグナー 北欧家具 ~変革のパラダイム~

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GETAMA
GE280

本日は、チーク材の曲線美に金属の直線構造が融合し、異素材による新境地を実現したハンス・J・ウェグナーの「鉄の時代」、1960年名作" ゲタマ / GETAMA "『 GE280 1Pソファ 』のご紹介♪

変革のパラダイム

GETAMA社は1899年、デンマークの街ギズステズ(Gedsted)にてマットレス(Mattres)の専門メーカーとして創業。現在はスプリングやウレタンフォームを使用していますが、当時は詰め物に海藻(Tang)を使っていた事から、其々の頭文字を取って「GETAMA」という社名が付けられました。

デザインを手掛けたのはYチェアでもお馴染み、北欧デンマークの鬼才ハンス・J・ウェグナー。生涯で500点以上もの膨大な数の椅子を誕生させ、その殆どが名作と呼ばれています。13歳の頃より家具職人として修業を始め、その4年後には指物師マイスターの資格を取得。木に触れ、素材の特性を知りながら培った家具製造の経験が、同氏のデザインの基礎となっています。

大定番のGE290をはじめ、フォルムのバリエーションを生み出してきたウェグナーのソファデザイン。その通底する哲学は、幾何学的な硬さではなく、生き生きとした柔らかさを形に取り込む「オーガニック・ファンクショナリズム(有機的機能主義)」にあり、特に黄金期50年代の名作群からは木の温もりや職人技を前面に押し出したものが多く存在します。

60年代になるとそんな工業的なアプローチから一歩進み、それまでの伝統的な木工技術とスチールという異素材を融合させた新しい表現が始まります。 細身のステンレススチールレッグを使用した「CH445ウィングチェア」やコペンハーゲン空港の為にデザインされた「CH401エアポートシリーズ」等、木材では不可能な薄さと強度を両立した作品が誕生しました。

座面下と背もたれ後ろのウッドフレームに隠さず主張する金属パーツ。それは背座の裏側より1本の線で繋がり、傾斜を浮遊感を作り出しています。

背座をL字のスチール製プレートで固定した工業的な構造は、構造や素材において、北欧家具としても「変化球」といえ、それまでのウェグナー作品からすると斬新な試みです。

木と鉄という二面性が架け橋となり、インテリアテイストや国境すら超えたコーディネートを可能にします。

金属フレームのシャープさと対比するのは、重みでたわんだレザーベルトの様に中央が沈んだウッドアーム。無垢材の削りを横から観察すると、厚みも変化している事に気が付きます。

そしてアームを支える前後の脚は丸脚で、まっすぐ垂直に伸びています。緩やかにカーブするアームとの接点は、非常に精緻に仕上げられ、細部への拘りは異素材に意識が向いた60年代でも変わらない事がわかります。

座った人が無意識に肘掛けを撫でたり、握ったりする事を熟知していたウェグナー。身体が触れる箇所は温かみを帯びた心地良い丸みを、金属という冷たさは次世代のモダンデザインが模索されたアクセントに。人と空間の両方が計算され、新たな答えを導き出しています。

鉄という新時代の骨格を借りることで、かえって際立つこととなった至高の木工美。それは革新を受け入れながらも本質を失わない。時代が移ろっても決して色褪せない「手の記憶」が宿っています。

鉄が繋ぎ 木が語る

時が流れ 技が残る


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