graf
order-made work table
「ワークテーブル」と聞いて思い浮かべる、実用的でシンプルなかたち。
けれど、家具の魅力は、用途や機能だけでは語りきれないところにあります。
余計な装飾をそぎ落とした静かな佇まい。
その一方で、眺めるほどに奥行きを感じさせる存在感。
それを生み出しているのは、素材そのものが持つ個性と、それらを組み合わせる構成の妙です。
今回ご紹介するオーダーメイドのテーブルも、まさにそんな一台です。
素材と構造が生み出す、静かな存在感。

デザイナーや大工、家具職人、プロダクトデザイナー、映像作家、シェフという、異なる領域で活動する6名のクリエイターによって結成された、大阪発のクリエイティブユニット「グラフ / graf」。
「暮らしのための構造」をテーマに、オリジナル家具や照明の製造・販売をはじめ、イベントの企画、アートや食にまつわる活動まで。
ジャンルの境界を軽やかに越えながら、暮らしを取り巻くさまざまなモノやコトを生み出しています。
今回ご紹介するのは、そんなgrafによるオーダーメイドのワークテーブル。


直線を基調とした端正なフォルムに、木とスチールという異なる素材を組み合わせた、インダストリアルな趣を感じさせるデザイン。
天板を彩るのは、ヴィンテージ家具を思わせる深みのあるブラウン。
チェリーウッドを思わせる美しい杢目が浮かぶ無垢材が、木の持つ豊かな表情を引き立てています。
オーダーメイドで仕立てられたものだからこそ、現行のラインナップには見られない、個性的な仕上げもこのテーブルならではの魅力です。


例えば、天板に施されたこの切り込み。
構造としては、フレームを天板に組み合わせ、下側からビスで固定するつくり。おそらく天板のズレを防ぐためのものと思われますが、その切り込みから覗くのが、無骨なスチールの質感です。
本来は構造上の機能であるディテールを、あえて隠すことなく、ひとつのデザインとして見せる。
その潔さが、シンプルなフォルムの中に独特のリズムを生み出しています。
機能と意匠が自然に重なり合い、都会的でモダンな空気を纏った佇まいです。

そして、いぶし銀を思わせる、鈍い輝きを湛えたスチール。
無垢材の天板と同じように、使い込むほどに少しずつ表情を変えていく素材です。
傷や色の変化さえも、その家具が過ごしてきた時間の一部になる。
新品の状態だけを完成とせず、使う人の暮らしの中で少しずつ味わいを増していく。
そんな経年変化を楽しみながら、自分だけの一台へと育てていくことも、このテーブルと暮らす魅力のひとつです。

幅160cmのゆったりとした天板は、ワークテーブルや作業台としてはもちろん、ダイニングテーブルとしても心地よく使える、ほどよいサイズ感。
シックで落ち着いた佇まいは、ショップやさまざまな空間とも相性が良く、商品を引き立てるディスプレイ什器として取り入れるのもおすすめです。
無垢材の温もりとスチールの無骨さ。
異なる素材がほどよく調和した、grafらしいデザイン性と実用性を備えています。
用途を限定することなく、使う場所に合わせてさまざまな表情を見せてくれる。
そして、年月を重ねるほどに味わいを増しながら、長く暮らしに寄り添ってくれる。
そんな魅力を持ったワークテーブルです。































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