GUSTAVSBERG
RED ASTER & BLUE ASTER
Cup&Saucer & Plate
幼い頃は苦手だった珈琲。飲めないのに珈琲を淹れる時のあの香りは好きで、両親や祖父母が珈琲を飲む時は傍にくっついて「良い香りだけど何でこんな苦い物が飲めるんだ...」と好奇の目で飲む姿を見ていた記憶があります。
今では深煎りの濃くて苦い珈琲が好きで、休日の朝はお気に入りの喫茶店や家でゆっくりお菓子やパンと一緒に飲むのが日課になっています。
そんなまったり休息の時間、こんな素敵なカップ&ソーサーとプレートがあったらもっと心地良い時間を過ごせそうだなと思います。
コーヒーブレイクの相棒
本日ご紹介させて頂くのは、北欧のミッドセンチュリーデザインを代表する老舗陶磁器メーカー “グスタフスベリ GUSTAVSBERG”より「アスター ASTER」シリーズのカップ&ソーサーとプレートたち。
1825年、スウェーデンの首都ストックホルムに設立された“グスタフスベリ GUSTAVSBERG”。
ロールスランドなどと並ぶスウェーデンの歴史ある窯の1つであり、スウェーデン屈指のデザイナーであるスティグ・リンドベリやヴィルヘルム・コーゲ、リサ・ラーソンなど優れたデザイナーが数多くの傑作を生み出しました。
現在は工房だけを残しており、当時のデザインを復刻しミッドセンチュリー時代の製造方法を今に引き継いで、窯を修理し、当時の原材料を最大限に使って生産を続けています。
デザインを手掛けたのは20世紀におけるスウェーデンを代表し、「グスタフスベリの三大巨頭」と呼ばれた陶芸作家の一人、“スティグ・リンドベリ Stig Lindberg”。
1937年にグスタフスベリに入社後、当時活躍していたデザイナーの一人であるヴィルヘルム・コーゲの元で修業を積み、並外れたエネルギーと独創性で数々の名作を生み出します。
「陶芸界のプリンス」とも呼ばれ、装飾的なインテリアやお皿、テキスタイルや児童書籍、エナメルやガラスアート、そして日々の生活に馴染む食器や家具まで、彼がデザイン業界全体に及ぼした影響は計り知れません。
「アスター ASTER」はグスタフスベリの名作の1つに並び、1960-70年代に生産されていたシリーズ。
シリーズ名にもなっているアスタ―はキク科の植物であり、八重咲きのものや車型、小さく細い花弁が集まったような花など花型や花色も様々で、リンドべリの描いたデザインのように鮮やかで華やかな特徴の花となっています。
今回入荷した“レッドアスター RED ASTER”“ブルーアスター BLUE ASTER”共に鮮やかで深みのある色味が白い陶器に美しく映えており、黒い縁取りが花の可愛らしい雰囲気を引き締め、モダンで落ち着いた雰囲気を纏っています。
カップ&ソーサーはコンパクトで小さめのサイズ。デミタスカップに近いサイズ感でエスプレッソや濃い目に入れた珈琲などが似合いそうな雰囲気。
お子様用のカップにも丁度良いサイズ感で、オレンジジュースや紅茶などもピッタリ合いそうです。
プレートはΦ17.5cmとケーキや焼き菓子、プリンやゼリーなどの冷菓子などの盛り付けに最適なサイズ。珈琲と共に、お好きなお菓子やパンなど一緒に併せて使用したいものです。
同じ柄で揃えるのは勿論のこと、あえて異なる色のプレートを組み合わせるのも、ワンランク上のテーブルコーディネートとしてオススメ。
リンドベリが生み出したアスターシリーズのカップ&ソーサーとプレート、コーヒーやお茶の時間、おもてなしの席など特別なひとときを過ごせそうです。