CRASHGATE/Knot Antiques
ABOCK Arm Chair
本日、寒さは残れど良い日より。
寒さ対策をしっかりとした方々にお越し頂いております自由が丘店から、今回は雰囲気の良いチェアのご紹介です。
宜しければ最後までお付き合い頂けますと幸いです。
当時人々を驚かせたデザインを
>>この商品の詳細を確認する
今回の椅子を手掛けているのはクラッシュゲート | CRASH GATE。
古来より箪笥など精緻な作りが人気の九州は大川家具。
その中で半世紀以上の歴史を持つ関家具が母体となって手掛けるブランドの一つです。
その特徴は豊富なラインナップ。クラッシュゲートの中にもデザインによって様々なブランドが存在します。
北欧スタイルと日本らしいオリエンタリズムを融合させたノル | NOR、経年による素材の変化を楽しめるタブー | tabu、木材の風合いをよりカジュアルに楽しむイージーライフ | Easy Lifeなどなど・・・。
そしてその中でも定番の人気を誇っているのが今回のノットアンティークス | knot antiquesです。
ビンテージやミッドセンチュリーと呼ばれる時期のデザインをコンセプトに紡ぎ出されるアイテムたち。
多くの名作が生まれた時期の優れたデザインを現代に使いやすく取り入れています。
先ずはフレーム。ブラックカラーのスチールが使用されています。
クラシックな家具では木製が主流であった時代に、バウハウスといった機能性をデザインに求めた運動が始まり、その流れを受けて花開いたのがミッドセンチュリーモダン。
木を削る、出来ても曲げる事でしか出来ない造形を塗り替え、より自由にしたスチールのフレーム。
空間を切取るように伸びる細く強靭な「線」は新しい時代を象徴するものでした。
そしてシート。薄くスライスした木材(ベニア)を張り合わせて接着する事で、強度に加え軽さを獲得したプライウッド。
この素材は無垢材と比べて曲げる事も容易であったため、より近未来なフォルムづくりに役立ちました。
今回はそのプライウッドにクッション材、ホップサックのようなざっくりとしたファブリックを組み合わせています。
座る人を受け止めるようにシートがカーブする事で、より包み込むような「一体感」を与えてくれます。
そして最後はアーム。先ほどはプライウッドでしたが、ここにはオークの無垢材が使用されています。
科学技術が進み、数多くの素材が家具を彩っていた時代。メラミン樹脂やホーロー、コンクリートからプラスティック広がる選択肢はその取り合わせを楽しんだ時代でもありました。
無機質でスタイリッシュなスチール、座り心地を引き上げる立体的なカーブ、そして安心感を与えてくれる「木のぬくもり」。
カッコよさと心地良さを大切にした遊び心のある取り合わせを、このチェアの中でも感じる事が出来ます。
アームに肘を下ろして、肩の力を抜いたくつろぎの瞬間。
そんなひと時をより魅力的にしてくれるバランスはクラッシュゲートの実力を存分に楽しめる1脚です。
ちなみに、現在自由が丘店にはクラッシュゲートの
クロスバックチェアが入荷しております。ヨーロピアンなテイストがお好きな方にはそちらもお勧めです。
迷われた際は、是非自由が丘店で座り比べをしてみて下さい。
ご来店を、心よりお待ちしております。