CUERO
BKF Chair
突然ですが、家の中でも、気づけばいつも決まった場所に座ってている。そんな経験はありますか?
ソファの右端。ダイニングの決まった椅子。
そこだけクッションが少しだけへこんでいたり、座面が少しだけくたびれていたり。
もしかすると、私たちは、知らないうちに「自分だけの心地よい場所」を探しているのかもしれません。
忙しい毎日を過ごしているからこそ、家の中に一つくらい、自分の為だけの場所があってもいい。
誰かと共有するのではなく、自分が好きなように過ごすための場所。
本日は、そんな自分だけの場所になってくれる椅子、CUEROの「BKFチェア」を紹介します。
自分だけの居場所

「BKF」という名前は、3人のデザイナー、Bonet、Kurchan、Ferrari Hardoy、それぞれの頭文字から名付けられたもの。
1938年の発表後、そのシンプルで革新的なデザインは大きな注目を集め、1940年にはMoMAのキュレーター、エドガー・カウフマン・ジュニアが2脚を購入。そのうち1脚がMoMAのコレクションに収蔵されました。
その後アメリカでも生産が始まり、軽量で持ち運びやすく、快適なラウンジチェアとして大きな人気を獲得。誕生からわずかな期間で、若い世代を中心に広く知られる存在となっていきました。

BKFチェアの座り心地を一言で表すなら、「身体を預ける椅子」です。
1枚の革がハンモックのように体を受け止めることで、座ると体の重みで革がゆっくりと沈み込み、座る人に形を変えながら体を包み込みます。

座面に使われたレザーは、使い込むほどに少しずつ表情を変えていく素材。
座る人の体形や座り方によって革の伸び方やシワの入り方も変わるため、同じBKFチェアでも、時間を重ねることで一脚一脚違った表情へと育っていきます。
新品のときが完成ではなく、座ることによって少しずつ自分の身体に馴染んでいく。
まさに、「自分が使うことで完成していく椅子」です。

座り方にも、決まった正解はありません。
シンプルに腰を下ろして身体を預けてもいい。
サイドのくぼみに足を預け、少し斜めになって座ってもいい。
深く沈み込んで、あぐらをかいてもいい。
その日の気分や身体の状態に合わせて、自然と自分が一番楽な姿勢を選ぶことができます。
「椅子に身体を合わせる」のではなく、「その日の自分に椅子を合わせる」。
それがBKFチェアの魅力のひとつです。

今回紹介するのは、BKFチェアの中でも人気な、ブラックカラーのモデル。
使用されているのは、最高級のイタリアンレザー。使い始めはマットな表情のレザーも、時間が経つにつれて少しずつ艶が現れ、細かな皺もその一部として美しく馴染んでいきます。
使うほどに味わいが増していく、美しいエイジングを楽しめるのも、上質なレザーならではの魅力です。

黒という色が持つ存在感がありながら、細いスチールフレームによって見た目はあくまで軽やか。
ミニマルなシルエットは、緊張感のある黒が、置くだけで空間を引き締めてくれます。
レザーとスチールという異なる素材の組み合わせで、木の家具を中心とした温かみのある空間にも、モノトーンでまとめたモダンな空間にも、自然と馴染んでくれます。
一脚置くだけで空間の印象を変えながら、ほかの家具と喧嘩をしない。
インテリアに取り入れやすいのも、長く愛されてきた理由のひとつなのではないでしょうか。

忙しい毎日を過ごしていると、「休むこと」さえ後回しになってしまいます。
だからこそ、時間を増やすのではなく、家の中に「自分のための場所」をひとつつくってみるのはいかがでしょうか。
そこに座ったら、少しだけ力を抜く。
本を読んでも、音楽を聴いても、何もしないでただ身体を預けてもいい。
毎日座るうちに革は自分の身体に馴染み、少しずつ自分だけの形になっていきます。
そうして出来上がるのは、どこかにある「誰かの椅子」ではなく、自分が過ごした時間が刻まれた、自分だけの一脚です。
自分のための場所で、自分のための時間を過ごす。
そんな日々の小さな習慣を、このBKFチェアと一緒に形にしていきませんか。































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