GALVANITAS
MODEL S.16
Imptionに入ってから、世界中のデザインに触れる機会が増える日々。
北欧やアメリカ、英国やイタリアなどはすぐにイメージできるかと思いますが、意外と他の国々のデザインはピンとこないこともあります。
その中でも個人的に魅力を感じるのがオランダの家具デザイン。無駄を省きつつも、見る人を引きつけるデザインが特徴的。
今回は、そんなオランダの特徴的なデザインを取り入れた一脚をご紹介します。
エッジの効いた工業デザイン

1934年に設立された「最高のオランダ工業デザイン」として名高い、老舗工業メーカー“ガルファニタス GALVANITAS”。
オランダ国内で耐久性や機能性の面で評価され、ミッドセンチュリーを定義するスタイルに一躍担った同社。
実用性、耐久性があるインダストリアルなデザインかつ安価なものとしてオランダ国内に多く普及しました。

今回ご紹介させていただくのは、コンパスレッグが印象的な同ブランドの代表作「MODEL S.16」。
フリソ・クラマーが手掛けた名作チェア、リザルトチェアを彷彿とさせるシャープなフォルムを持つ一脚です。


1950~1960年代に学校やオフィス、病院や公共施設でのヘビーユースに耐えられるようにデザインされたこちらのチェア。
一度、生産が終了したもののデザイン性の高さから2014年に復刻。
ジャン・プルーヴェやフリソ・クラマーらのインダストリアルの流れを汲んだシンプルで工業的なデザインは、時代や環境を超越し、住宅から商業施設など様々な空間で使用されています


シートにはドイツのPAGHOLZ社が開発したブナ材と樹脂素材を圧縮した積層合板「pagウッド」を使用、衝撃や曲げに強く、耐水性・耐火性も兼ね備えたまさに公共のための素材と言えます。
薄さを保ちながらも非常に高い耐久性を誇るシートは、身体に沿うラインによって自然と背筋が伸び、しっかりと体重を支え安定感を感じさせます。


それらを引き締めるようなエッジのあるフレームデザインは、オランダの工業家具ならではの色気を感じさせるもの。
プライウッドのナチュラルなカラーと、コンパスレッグのセメントグレイカラーの組み合わせはシックでありながら、どこか暖かい雰囲気を持ち合わせています。

通常の家具とは異なり、量産と高い実用性を叶えた工業家具にこれほどのデザインが与えられたという点も魅力的。
オランダのプロダクトデザイン特有の美意識を実感できる一脚。
すっきりと明快でありながら印象的な佇まいの「MODEL S.16」、空間のアクセントとしてぜひ迎えてみてはいかがでしょうか。











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