Carl Hansen & Son
CH88P
木本来のナチュラルな温かみを残しながら洗練された無駄のないデザインの北欧モダン家具は、ミッドセンチュリー期のデンマークを中心に開花し70年近く経過した現在も未だ根強い人気を誇ります。
そんな北欧の家具を語る上で欠かせないのが、20世紀の家具作りを代表する巨匠「ハンス・J・ウェグナー」。
生涯を通して500脚もの椅子を設計した同氏のデザインから、長い時を経て製造された一脚をご紹介いたします。
三種の素材感が織りなす名作

こちらは木の背もたれにレザーのクッションとスチールのフレームを組み合わせた、異素材のコントラストと造形が美しい「CH88P」ダイニングチェア。
同氏の代表作であるYチェアやチャイナチェアと同様に曲線的な造形を活かしたシルエットが特徴的な一台です。

CH88は1955年にデザインされ、同年にスウェーデンで行われたヘルシンボリ国際博覧会に出展されましたが、その当時は脚にペイントを施したプロトタイプに留まっていたようです。
そんなCH88に転機が訪れたのは2014年。
Yチェアをはじめ多くのウェグナーの作品を製造してきたことで知られる家具メーカー"カールハンセン&サン"から、ウェグナーの生誕100周年を記念し復刻されることになりました。


曲線的な造形が特徴の背もたれ、オーク材を削り出すことで生み出された形状は繊細かつ有機的なシルエットがダニッシュモダンならではの風合いに。
細く反り上がるような両端の形状は自然と肘を駆けることのできる位置と形状に合わせられており、洗練されたフォルムながら人間工学にも精通していることが窺える造りです。

座面はシンプルな形状でこそあるもののプライウッドで成型されており、腰や脚に合わせた造形がなされているほか、今回入荷したモデルにはレザーカバーに包まれたクッションが備えられており、長時間の着座でも疲れにくくなっています。
また、こちらは優れたフレーム形状によってスタッキングも可能となっており、使用しない時やお掃除などの際には複数脚お持ちでも省スペースに収納しておくことが可能です。

ウェグナーのデザインとしては珍しく金属素材を使ったスチールフレームと脚。
これによってよりミニマルですっきりとしたデザインになっていることに加え、
木、革とのコントラスト、さらにはスタッキング機能まで備えており、掛け心地やデザイン性だけでなく機能性にも優れた一脚となっています。
また、フレームの色もスチールの素地であるシルバーで、より素材感を直に感じられるモダンなデザインに仕上げられています。

実にデザインから60年近い年月を経て、その優れた設計から人気を集めたCH88P。
コンパクトかつすっきりとしたハーフアームでテーブルにも綺麗に差せるなど、暮らしに取り入れやすいのも嬉しいポイント。
洗練された造形と現代的な素材の組み合わせは北欧スタイルのお部屋にはもちろん、カフェやオフィスにもマッチしてくれるダニッシュモダンの逸品をぜひお見逃しなく。











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