CURTIS JERE
WALL SCALPTURE FLYING BARD
1964年アメリカ、カリフォルニアで設立された『Curtis Jere』(カーティス ジェレ)。
ミッドセンチュリーのデザインやアート・彫刻に興味のある方でしたら名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。
本日はCurtis Jereより『ウォールスカルプチャー フライングバード』のご紹介です。
是非最後までお付き合い下さいませ。
ミッドセンチュリー期のアートを現代に
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Jerry Fels(ジェリーフェルズ)とCurtis (Kurt) Freiler(カートフレイラー)によって設立された『Curtis Jere』(カーティス ジェレ)。
具象的なものから抽象的なものまで、高品質なメタル製のアート作品を企画デザインし、制作していたブランドです。
元々は『Renoir and Matisse』(ルノワール&マティス)という名前で、コスチュームジュエリーを販売するビジネスを展開しており、1950年代後半に『Artisan House Inc.』(アーティザン・ハウス)を設立。
"Curtis Jere"は2人の合同名義で、デザイングループのために結成されたいわば複合体。アーティスト名と思われがちなのですが、ブランド(もしくはトレードマーク)のような位置付けなのです。
今回入荷したウォールスカルプチャーは、推定60~70年代のものと思われる銅と真鍮メッキを使用した作品。
スターバースト状に並べられた金属に、バードモチーフが10羽並んだデザイン。夕日をバックに飛んでいく渡り鳥のイメージでしょうか。
サイズも大きい為、迫力があり、自然や生物のエネルギッシュさを感じられます。こうしたよくある光景も、ブラスで表現することで、さながら映画のワンシーンのように印象的になるのですね。
スカルプチャーアートはモダンウッド家具との相性が良く、その中でもバードモチーフは、人気の高いミッドセンチュリーの定番的なデザインの一つ。
当時は壁面にこういった立体的な作品を、インテリアのアクセントとして飾ることが多かったようです。
ポスターや絵画とは違い、立体的な造形や迫力のあるサイズ感の作品は、寂しくなりがちな壁を彩り、空間の雰囲気や完成度を高めてくれそうです。
ミッドセンチュリー期のインテリアは、壁にも模様やオブジェなどを取り入れて部屋のアクセントにしたり、シンプルながらもインパクトのあるアイテムや近未来的なデザインが多いですが、このウォールデコはまさにそのイメージにぴったりなアイテムと言えます。
作品全体にサビや素材の変色、メッキの剥がれやパーツの変形等ありますが、ビンテージらしい味のある雰囲気です。
お部屋や玄関は勿論、店舗計器等にも良いかもしれません。
カーティスジェレの作品は世界的にも人気で年々希少性を増しており、価格も高騰している為、入手が困難になってきています。
コレクターの方、お部屋を当時の雰囲気に拘る方、是非この機会にいかがでしょうか。