カルテル Kartell デスクトレイ 卓上ホルダー Model 4643 クリア×ブラック W60cm 箱付 ピオ・マンズ Pio Manzu イタリアンビンテージ ~カーデザインの鬼才が生み出した卓上トレイ~

UPDATE: STAFF:よしお
カルテル Kartell デスクトレイ 卓上ホルダー Model 4643 クリア×ブラック W60cm 箱付 ピオ・マンズ Pio Manzu イタリアンビンテージ  ~カーデザインの鬼才が生み出した卓上トレイ~

カルテル Kartell デスクトレイ 卓上ホルダー Model 4643 クリア×ブラック W60cm 箱付 ピオ・マンズ Pio Manzu イタリアンビンテージ ~カーデザインの鬼才が生み出した卓上トレイ~

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Kartell

Desk tray Model 4643

本日は、目隠ししたいデスク周りの細々した文具を、敢えて見える場所に置き、サッと機能的に取り出せるスタイリッシュなデスク収納" カルテル / Kartell "『 デスクトレイ Model 4643 』のご紹介♪

カーデザインの鬼才が生み出した卓上トレイ

フィリップ・スタルクやアンナ・カステッリ・フェリエーリ等の世界的評価を受けるデザイナー達によるウィットに富んだ革新的なデザインと、優れた耐久性を保持したプラスチック家具製品を数多く世に送り出すイタリア最大のプラスチック家具メーカー「 カルテル / Kartell 」。 日本国内でも人気の高い老舗家具メーカーですが、今回は中古市場でも流通が極めて少ない同社のデスクトレイが入荷致しました。

デザインを手掛けたのは、イタリアのインダストリアルデザイナー兼カーデザイナーの" ピオ・マンズー / Pio Manzu "。わずか30歳という若さでこの世を去った天才デザイナーです。同氏は1939年イタリア・ミラノに生まれ、父は20世紀のイタリアを代表する彫刻家のひとりジャコモ・マンズー。また日本の建築家・丹下健三とも国際シンポジウムで接点がありました。

地元ミラノの高校を卒業後、バウハウスの流れをくむドイツ・ウルム造形大学に進学。学生時代より彼の類まれなる才能は開花し、後にデザイナーとなるマイケル・コンラッドらと共に自動車デザインコンテストに参加。280作品の中から見事優勝したデザインは、名門カロッツェリア「ピンファリーナ」により実車が制作されました。

卒業制作では、当時農家で使い始めたばかりのトラクターをデザイン。傾斜地での横転事故が多い事に着目し、斬新なロールバー付きのトラクターを提案する等、未来を見据えたまだ世にないカーデザインを、そのジャンルを問わず生み出してきました。

また同氏はプロダクトデザインでもその才能を発揮。代表作「クロノタイム」はトランジスタ式置時計で、文字盤と土台を分離させることで、使用者が見やすい方向に自在に回転出来るというユニークな造り。当時フィアットの記念品として企画されましたが、後にニューヨーク近代美術館で展示される等、世界的な評価を受けます。

今回は幅60×奥行6cmの細長いフォルムが印象的なプラスチック製のデスクトレイが入荷。1970年代に誕生した卓上ホルダーは、透明な素材も相俟って、軽く圧迫感を与えないデザインです。

横幅60~100cm程度の小ぶりなコンソールデスクでご使用した場合も、デスク天板奥に設置して、手前に十分な作業スペースを残す事が出来ます。またUSMハラーやビスレー等、ホワイトやブラック等のラミネート天板との相性も◎。インプションでも度々入荷されているハラーテーブルの場合は、天板の短辺にあわせてお使い頂く事も出来ます。

ペン類、修正テープ、スティック糊、印鑑、付箋、マスキングテープ、ホチキス等々・・・。またクリップ等の散らかりやすい小物の分類収納に。仕切りやブラック色パーツの形状にあわせた自由な使い方出来、デスクの抽斗を開けずにさっと取り出す事が出来ます。

アイデアや形状は非常にシンプル。また個性が生み出しづらい細長いフォルムながら、仕切りの間隔、透明と不透明等の対比、パーツの曲線構造等、細部にメリハリとリズムを加え、斬新なプロダクトデザインとして完成しています。カーデザインの経験もどこかに活かされているのかもしれません。

「今までどうして誰も思いつかなかったのか?」ふと、そんな疑問すら湧いてくる名品は、決して時代の流れの中でも老いがなく、見る者を驚かせます。


カルテル Kartell デスクトレイ 卓上ホルダー Model 4643 クリア×ブラック W60cm 箱付 ピオ・マンズ Pio Manzu イタリアンビンテージ ~カーデザインの鬼才が生み出した卓上トレイ~

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