Cassina ixc.
LC2
究極のシンプル、ミニマリズム、と言ってしまえばそれまで。
ただシンプルな造形を目指す事はどんなデザイナーにもできる筈です。
最小の構成でありながらも最大の快適性を持つソファ。
全てのミニマルデザインの頂点に君臨する圧倒的な名作。
本日紹介させて頂くのは「大いなる快適」と名付けられた名プロダクトです。
足し引きの最終地点
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本日紹介させて頂くのはモダンインテリアを代表する家具ブランド“カッシーナ・イクスシー / Cassina IXC.”の「LC2」。
名を知らずともどこかで見た事あるといった方も多いのではないでしょうか。
この圧倒的なデザインを手掛けたデザイナーはこのソファをこう呼称したそう。
「大いなる快適」=「グランド・コンフォール(Grand Comfort)」
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デザインを手掛けたのはフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」として位置づけられる巨匠、ル・コルビュジエ。
そして彼の従兄弟でもあり建築家、デザイナーであるピエール・ジャンヌレとシャルロット・ぺリアン。
1928年にデザインされた「LC2」はル・コルビュジエを筆頭に3人のデザイナーによってデザインされた共同作品として発表されました。
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最小の構成で最大の快適性を実現することを目的としてデザインされたソファ「LC2」。
スチールパイプのフレームに背、座、アームのクッションを落とし込んでいくという簡単な構造ながら、想像を超える快適性、座り心地を持っています。
一切の装飾を排除しながらも美しく、これ以上足し引きは敵わないとされた美の最終形。
現代でもこれを超えるデザインと快適性はないと言われています。
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本革とステンレスの融合。
彼らの手掛けた家具デザインに共通する点です。
イタリア製総本革の美しさと煌びやかなステンレス。
そこにデザイナーのセンスと強い拘り、クラフツマンシップが纏うことで生まれたのがこのバランスの美といえます。
シンプルな完成形までの道中は決してシンプルだとは言い切れません。
最小の構成ながらそれを叶えるために様々な要因が交わったことが伺えます。
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LC2に纏う強い拘り。
それは細部に現れています。
魅力を最大限に引き出すスチールの曲線。
これは管を曲げて作り出されたものではありません。
デザイナーの意思を受け継いだ完璧ともいえるこのディティールは特殊な溶接を通じて実現したものだったのです。
見えないつなぎ目。
それが誇る家具としての強度と美しさ。
その他すべての溶接箇所にも手間のかかる磨き上げ作業によって慎重に光沢と滑らかさが与えられています。
神は細部に宿る。と言いますがまさにこのこと。
完璧である所以は全てにあります。
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ミニマムとマキシマムの共存、そして体現。
20世紀を代表する名プロダクトと称される理由は、見た目だけではなく座り心地にもあります。
コルビュジエの追求したグランド・コンフォールを肌で感じて頂く事が出来ます。
大いなる快適を持つ逸品のご紹介でした。
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