Cassina
LC2
オフィスやホテルのエントランスにあるような、高級でいてモダンなソファ。といえば、一番に思い浮かぶ「LCシリーズ」。
巨匠・Le Corbusier(ル・コルビジエ)が、Pierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)やCharlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)とコラボレーションをして発表したシリーズで、1928年に発表された「LC2」はその中でも特に人気の高い作品です。
ただどちらかというと“ 日常の家具 ”というよりも“ 非日常の家具 ”というイメージが強くて、実際のところ、なかなか自宅に取り入れる想像ができないかもしれません。
それでも誰もが憧れるザ・デザイナーズのソファ。一目見て感じるその存在感といったら、他のどの家具も及ばないんじゃないかと思わせるくらいです。
“ 凛 ”をコーディネートする
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白いレザーの清潔感もあいまって、その第一印象をひと言で表すなら、“ 凛 ”。まさにこの表現に尽きます。
最小の構成で最大の快適性を実現する通称・グランコンフォールは、スチールパイプにクッションを落とし込んだだけという本当に簡単な構造で作られています。
それでも、「大いなる快適」といわれるだけあって、座り心地は抜群。
今回入荷したLC2は座るとしっかり沈み込み、ふかふかとした柔らかさを感じて頂けるポリエステルパッディング仕様です。
ブラックレザーの方が定番感の強いLC2ですが、ホワイト×シルバーの組み合わせもまた黒とは異なる上質さを醸し出します。
黒よりも優しく柔らかい印象と明るさ…個人的には、好きです、白。
さて、これだけ有名なソファともなるとリプロダクト品もたくさん出回っていますが、フレームデザインで見分けられることも多いので、ぜひ細かいところもチェックしてみてくださいね。
なお、こちらはもちろんCassina(カッシーナ)の正規品ですのでご安心を。
さて、冒頭で“ 非日常の家具 ”なんて言ってしまいましたが、何も手が届かない家具というわけではありません。
ただ少し格の高い印象があるLC2。もっと身近に大いなる快適を味わえたら…と思い、自宅に取り入れるためのコーディネートを考えてみました。
まずは、シンプルにガラスのテーブルに合わせて。
ソファが白なので、クリアよりもスモークガラスを合わせる方がより空間が引き締まった印象になるように思います。モノトーンの落ち着いたインテリア。こんなにガラスが似合うソファは他にはないと思うのです。
でも、ガラスだとありきたりすぎる?そんな方には、ビビッドなカラーのサイドテーブルはいかがでしょうか?
“ 削ぎ落としたデザイン(LC2) ” × “ 削ぎ落としたデザイン(バウハウス) ”の組み合わせ、しっくりくるはずです。白いソファだからこそ、たくさんの色で遊んで、自分だけの空間に仕上げるのも楽しいかもしれません。
さらに。色で遊べるのは、テーブルだけではありません。照明にアクセントとなるカラーを取り入れれば、モダンが一転、少しだけポップな空間に様変わり。
これならミッドセンチュリーなアイテムとも相性抜群です。
明快なカラーで楽しむ以外にも、柔らかいトーンのアイテムを取り入れるのもおすすめ。無機質なアイテムとの相性はもちろんですが、ハラコ仕様のLCシリーズのように、シープスキンなどを合わせてみるというのもアリではないでしょうか?
グレーやベージュなどのペールトーンを合わせるだけで、少しだけ和らぐモダンな重厚感。一気に優しい雰囲気が漂います。
とっても有名なソファなので、その歴史などのうんちくは今回はスルー(気になる方は、これまでのブログをチェックしてくださいませ)!
してしまいましたが、その上質なデザイナーズソファとしてだけではない、組み合わせる楽しみをお伝えできていたら幸いです。
ただでさえお部屋の主役となるソファ。存在感のあるLC2を迎え入れるなら、ぜひ単品の魅力を味わいながら“ LC2のある空間 ”を堪能してみてはいかがでしょうか。
カッシーナ Cassina LC2 ソファ 3シーター
カッペリーニ Cappellini スモーク SMOKE ガラスローテーブル
テクタ TECTA B9 サイドテーブル