Cassina
6 TABLE TUBE D’AVION - LC6
好きなものに囲まれていたいという思いと、最低限の持ちもので生活感をなくしたいという思いの間でずっと葛藤し続けています。
すっきりも叶えたいけど、お気に入りをごちゃごちゃ並べる幸福感も捨てがたい。なかなかどちらかに舵を切ることもできず、結局中途半端な「すっきり+ごちゃごちゃ=ごっちゃり」状態に。
いつかどちらかを選べる日がくるのでしょうか。これはもうマイインテリアにおける永遠の課題なのです。
多様でもいい、はず


でも実は同じような論争が歴史上でも起こっていました。アールデコ(ごちゃごちゃ)対モダン(すっきり)の構図が如実に表れたのが、1925年に開催されたパリ万国博覧会です。
アールデコ博ともいわれるこの万博において、伝統的な装飾芸術に異を唱えたLe Corbusier(ル・コルビュジエ)は、博覧会側の意に反する装飾のないレスプリ・ヌーヴォー館を強引に設計したといわれています。

1点もののような美術的な建築やインテリアではなく、機械化や合理化をすすめた産業化の先に新しい美が生まれるという自身の価値観を風潮という大きな相手に臆することなく突きつけた氏。
この時コルビジェが主張をやめていたら、5原則の提唱をはじめとした建築での功績はもちろん、家具においてもバウハウスなどのモダンデザインの台頭が遅れていたかもしれません。


だからこそ今日でも偉大なる巨匠として称えられる同氏が、1928年からピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンと共に手掛けたLCシリーズのテーブル「LC6」。
もちろん装飾はなく、木味のような素材からにじみ出る風合いもなければ、色味もない。無味無臭とも表現できるほど無機質な佇まいは、まさにモダンの極みといえるでしょう。



それでも脚部には当時航空機に使われていた楕円断面のスチールパイプを用いたり、幅225cmの大型サイズにも関わらず天板にガラス素材をチョイスしたり。しかも、このデザインに高さ調整機能を加えるなんてなかなかのこだわりを感じさせます。
シンプルという言葉では表し切れないほどミニマムでミニマルだからこそ、モダンを存分に楽しむことも異なる素材や色味を足してオリジナルのミックススタイルを作り上げることも可能です。


すっきりかごちゃごちゃか。個人でもなかなか解決しない問題に、ひとつの答えを出したコルビュジェのデザイン思想は、今もなおCassina(カッシーナ)の復刻生産により受け継がれ続けています。
ただ当時よりもインテリアの幅や選択肢が広がった現代。LC6の取り入れ方も多様であっていいはずです。
そんな個性を生かした使い方によって生まれる十人十色の美しさもまた、氏の考えた新しい美に繋がっているように思います。











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