Cassina
Grand Tour 470 PILOTTA
修学旅行で海外に行く学校がうらやましかったのなんの。我が母校の行き先を振り返ってみると、京都、東京、長野…と飛行機にも乗れていない時点で比べものになりません。
もともと日本では1886年に行われた長途遠足が修学旅行のはじまりといわれ、その10年後には早くも海外に行っていたそうです。
まさか明治時代にも敵わないとは思ってもみませんでした。
いざ、グランドツアーへ

でも世界的にみるともっと古く、1660年から1820年に流行した学生旅行・グランドツアーが起源なんだとか。いわゆる中世のヨーロッパで欧州中の建造物や美術品を数年かけて見て回る壮大な修学旅行だったようです。
鉄道などの交通網が整備されていない当時、莫大な費用がかかるこの旅は特権階級だけの特別なもの。優れた場所やものをじかに見た体験を手記にして後世に残すという、歴史的意義ももち合わせています。


その旅に見立てて、Cassina(カッシーナ)とデザイナー・Rodolfo Dordoni(ロドルフォ・ドルドーニ)が共同で立ち上げた「グランドツアー | Grand Tour」は、文化的に価値のあるプロダクトを残すためのコレクション。
現在はコンテンポラリーラインに吸収されていますが、おそらくもともとグランドツアーに属していたアイテムにはイタリアの遺跡や史跡の名称が与えられています。


16世紀後半に建てられたルネサンス様式の宮殿の名を冠する「ピロッタ | PILOTTA」は、複雑に入り組む四角形と三角形の造形美が魅力のチェアシリーズ。
建築物のようだと感じた第一印象はあながち間違っていなかったようで、特徴的なフレームデザインは宮殿内部にある世界最古の木造劇場・ファルネーゼ劇場の木組みを彷彿とさせます。


また、ジオ・ポンティの名作・スーパーレジェーラに触発されたともいわれる同作。重量感のある見た目に反し超軽量(小指では持てませんが…)なのがその証でしょう。
そして1枚革を贅沢に使用したシートはキャブチェアさながらの質感で、程よい硬さと程よいフィット感を生み出す。もしかすると後世に残すべきカッシーナのアイデンティティをオマージュしているのかもしれません。

どんな場所だったとしても、大人になったいまでも記憶に残る修学旅行の思い出たち。訪れた歴史ある建築や実際に見た芸術品はもちろん、同級生と過ごした時間も大切に刻まれています。
ピロッタがデザインとして残るとき、くつろぎを共にしたひとときも同時に忘れられない個の遺産となる。
自分だけのグランドツアーへ、いざ。このラウンジチェアを手に入れることも、日常で何気なく座ることもきっとすべてが未来へと繋がっていきます。











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