Cassina IXC.
AIR FRAME Executive side cabinet
デザインする行為は必要に応じた造形に足し算、若しくは引き算をすること。
座る為だけの家具、椅子一つにしても星の数ほどのデザインが存在します。
足し引きされたデザインを削ぎ落すのもまたデザイン。
ミニマムやシンプルといった言葉もよく使われますが、ただ削るだけでは人間の「デザインする行為」の本質まで失ってしまいます。
究極のシンプルとは、限界に達するギリギリを保ちながらも、無味乾燥で無機質な冷たさを感じさせないモノの事を言うのかもしれません。
本日紹介させて頂くのは、究極の逸品です。
デザインされた直線
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今回入荷したのは、“カッシーナ・イクスシー Cassina IXC."の「エグゼクティブサイドキャビネット」。
モダンインテリアを象徴する名シリーズ「エアフレーム」のアイテムです。
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デザインを手掛けたのはイギリス・ロンドンの建築家デヴィッド・チッパーフィールド。
ロイズ本社や香港上海銀行の設計に参加したことで知られています。
こう紹介するとハイテクで最先端なイメージを抱くかもしれません。
ですが、チッパーフィールドのデザインはそれらと一線を画した独自的なものがほとんど。
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直線的にデザインされた空間でありながらも“ただのシンプル”にはならないチッパーフィールドのデザイン。
それは今回紹介させて頂くエアーフレームシリーズにも同じことが言えます。
表現し難いこの雰囲気こそ彼の追求した独自のモダニズムなのかもしれません。
彼のセンスは直線に命を吹き込み、リズムを与えました。
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綿密な素材の選択もチッパーフィールドのデザインの特徴。
エアーフレームには“アルミハニカムパネル”という理想的な力学構造を持つ素材が採用されています。
25mm厚の合板と同等レベルの強度を持つとも言われているかなり堅牢な素材です。
剛性や強度、量産性に優れている点から、航空機の床、鉄道車両、建材等にも多用されています。
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ハニカムとは英語で「ミツバチの櫛」という意味。
無駄な隙間を作らない六角柱を積層したハチの巣に習い、伸縮やねじれにも強い構造である六角柱を採用しています。
故にエアーフレームシリーズはその見た目からは想像できない軽量さをも実現。
家具としての機能を十分に持ち合わせています。
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アルミニウム素材の特徴でもあるシャープな表情と直線を持ちながらも、空間に突出しないエアーフレームシリーズ。
1992年の発表以来、空間を選ばない普遍的なデザインが評価され、オフィスやパブリックスペース、リビング等、幅広いシーンで活躍してきました。
タフな構造故、重量のあるAV機器等もストレスなく設置可能です。
いつものスペースをひとつ上のモダンな空間に変えてくれる特別な逸品のご紹介でした。
設置していただくことでそのデザイン本来の力を感じて頂けます。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。