Old Charm Furniture
Writing Bureau
風土や文化、嗜好を含む家具のスタイル。
日本にちゃぶ台があるようにその国の家具はその国の暮らしぶりを映しているといえます。
中でも強い魅力を放つ英国の家具スタイル。
力強さと繊細さの融合は美しく、今尚多くの家具スタイルに影響を与えています。
本日紹介させて頂くのは英国老舗家具メーカーが手掛ける重厚な逸品。
“オールドチャームファニチャー Old Charm Furniture”が手掛けるライティングビューローを紹介させて頂きます。
未来のアンティーク
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1924年。
オールドチャームファニチャーはイギリスのハートフォードシャー州にて創業されました。
高いクオリティのものづくりに伴う力強い精神でも知られる同社。
「明日のアンティーク家具となるように」という想いは100年の歴史となり多くの名品を世に輩出しました。
今回入荷したのはチューダー朝とエリザベス朝の時代の家具デザインを得意とするオールドチャームファニチャーらしい逸品。
高い木工技術を思わせる堅実な造りは重厚な風合いとなり随所に繊細な力強さを感じさせます。
程よく散りばめられた彫刻や装飾のバランスも魅力的。
決して過剰にせず留める。
特有の重厚感は丁寧ね手仕事と品のあるデザインが叶えています。
その名の通り「ライティング(=書き物をする為の机」と「ビューロー(=引き出し収納)」が1台2役となったライティングビューロー。
コンパクトなスペースにデスクシーンと収納を設ける事が出来るライティングビューローは今日の居住環境に適応し今尚様々なスタイルで作り続けられています。
フラップ扉を開くことで現れる天板は深みを帯びたグリーンのレザー天板の仕様。
縁取りの箔プリントが施されておりオールドチャームファニチャーのセンスと拘りを感じさせる箇所です。
力強い杢目はオーク材によるもの。
堅牢さでも知られており古来から家具材やウィスキーやワイン樽の材料などに使われていた材です。
はっきりと浮き出た木目が美しく魅力的な経年変化を見せることから多くの名ビンテージにも用いられていました。
未来のアンティークを予感させる佇まいに人の暮らしが加わることで良質なアンティークへと姿を変えます。
残念ながら100年近くの歴史に幕を下ろしたオールドチャームファニチャー。
新たな名品が生まれることはなくなりました。
しかし強い拘りと精神が無くなるわけではありません。
それらは家具に宿り暮らしに寄り添い続けます。
明日のアンティークのご紹介でした。