OPAL MOBEL
Serving wagon
ドイツの家具と言えばどんなものを思い浮かべますか?私はやっぱりバウハウス関係のモダンファニチャーを想像してしまいますが、多種多様な価値観の人々がいるんですから、当然そればかりではないんですよね。
そんな当たり前を改めて気づかせてくれたのは一台のサービングワゴンでした。
本日は、初めて見た時はドイツのドの字も浮かばなかった、こんな一品のご紹介です。
影響を隠さない潔さ
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1960年代製の“オパル・モーベル OPAL MOBEL”社製サービングワゴンです。
冒頭でドイツらしからぬ、と言った理由は一目瞭然ですよね。デンマークやノルウェーあたりの北欧ビンテージを彷彿させるこの外観。なにしろチーク材をふんだんに使っております。

耳慣れないOPAL MOBEL社ですが、活動期間は60~70年代と短めだったのか、中古市場でも流通量は少ないようです。そして何より面白いのが、北欧スタイルだけでなく、今で言うスペースエイジデザインのプロダクトも存在していること。このあたりの商品展開は割とフットワーク軽くやっていたのかも知れません(笑)

実際、60年代以降は日本や英国などでも、全世界的なブームとしてチーク材の家具が作られるようになりました。
圏外の国々の家具文化に触れることで、当時の北欧家具の影響力がどれほどのものだったかが改めて感じられます。

さて、こちらのサービングワゴンですが、比較的北欧スタイルに忠実にデザインされている印象です。
日本や英国が直線的なフォルムに舵を切ったのとは対照的に、削り出しによるカーブや、ハの字に広がる脚部、こぢんまりとしたサイズ感など、言われないと誰もが北欧ものと思うであろうルックス。底面にラベルが残ってくれていて良かったです。

日本ではあまり食事の際にワゴンで料理を運ぶことはなさそうですが、サイドテーブルやランプテーブルとして、さらっと取り入れやすいお品物かと思います。
キッチン周りならちょっとした作業台やスパイスラックなど、シンプルゆえ使い道のアイデアが広がりますね。

少しづつ高騰しているビンテージのチーク材家具。とりわけ北欧のものは探している方も多く、数年前と比べて高くなったなぁ…と諦めてしまった方にこそお勧めしたいジャーマンビンテージのご紹介でした。こういった珍しいものはまだ見かけられるうちにゲットしておきたいですね。
