親子三代
本日ご紹介させていただくのはノルとウォルターノルによるラウンジチェア。 ノルとウォルターノル、それぞれドイツとアメリカで創業したブランドなのに、名前が似ていると思いませんか? 実はこの2社、創業者が親子関係なんです。両ブランドの関係に触れつつご紹介させていただきます。WALTER KNOLL
FOSTER 500
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ウィルヘルム・ノルは1865年にウォルターノル社の前身となる家具工場をシュッツガルトで創業しました。
レザー製品を中心に製造していた家具工場は高い技術力と、質を有していたことで、ヴュルテンベルク王国(現ドイツ)の御用達でした。
彼が亡くなったことにより、経営は息子のウォルター・C・ノルに引き継がれ、現在のウォルターノル社に。
その後、受け継れたレザーの質と技術の高さによって様々な賞を受賞し、ヨーロッパを代表するインテリアブランドになっています。
こちらのデザインを手掛けたのは世界的に有名な建築家ノーマンフォスター。
1933年の国会議事堂放火事件によって全焼してしまったベルリンの国会議事堂。その再設計を任された彼が一緒に合わせる家具として、ウォルターノルとタッグを組んだことにより誕生しました。
元々、国会議事堂用に設計されたソファなので、モダンなデザインで、よりフォーマルな空間にマッチしそうです。
上品なブラックレザ―とスチールフレームの組合せがスタイリッシュな印象。
ビシッとスーツを着こなしたビジネスマンがカッコ良く座りこなしている姿が目に浮かんできます。
また、使用されているレザーは”ノールレザーと呼ばれる特別製。
牛の飼育から管理された傷のない良質な革で、縫製に関しても、革や糸が痛まないように、特別なミシンを使うという徹底ぶり。
世界的にも高い評価を得ています。
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続きまして、ウォルター・ノルの息子ハンス・ノルが創業したノル社のご紹介。
ノル家の家訓である「子供たちは一人で外国に行き勉学と仕事を経験して自力で一人前になる」を実践したハンス・ノルはアメリカに渡り、ノル社を創業します。
この家訓がきっかけで父とは違う国で創業することになりました。
そして、その後ミース・ファン・デル・ローエの”バルセロナ・チェア”やエーロ・サーリネンの”チューリップチェア”など20世紀を代表する数々の名作家具を発表。
ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。
こちらのソファを手掛けたのはチャールズ・フィスター。
オランダのロイヤル・ダッチ・シェル本社やフランクフルトのドイツ銀行など、インテリアデザインも手掛けていますが、建築家として広く知られています。
1971年にデザインされたチャールズフィスターコレクションですが現在でも販売されており、ノル社を代表する商品となっています。
高品質なレザーが使われており、上品な素材感ですが、脚部が隠れているぼってりとしたフォルムがウォルターノルのソファと異なる雰囲気を生んでいます。
また、アースカラーである茶色は落ち着いた印象を与えてくれるので、よりホームユースなラウンジチェアとしてお使い頂けます。
親子三代に渡り、優れた経営センスが受け継れ、現代のデザインに大きく影響を与えたノル一家。
この2脚のソファを見ているとデザイナーや国こそ違えど、どこか通ずるものがあるような気がします。
店頭にてお座り頂けますので、是非足をお運びくださいませ。
フォスター FOSTER 500 ラウンジチェア アームチェア
チャールズフィスターコレクション Charles Pfister フルレザー 1シーターソファ 本革 アームチェア ラウンジシーティング
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