イデー IDEE 長大作 ダイニングテーブル & ダイニングチェア ~ 日本に新しい概念を ~

UPDATE: STAFF:トリス
イデー IDEE 長大作 ダイニングテーブル & ダイニングチェア ~ 日本に新しい概念を ~

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IDEE Dinning Table & Chair

今日は寒いですね。風も強く、冷たい雨に打たれてなんてユーミンの一節を口ずさんでしまいそう。個人的にはハイファイセットのカバーバージョンも好きです。 時代が変わって暮らしの技術が変わっても、季節はあっけないほどに容赦なく、毎年私たちの元に訪れますね。 現代はせわしない。昔が週のうち5.5日で100の仕事をしていたなら、現代はうち5日間で120の仕事を圧縮しているような感じ。「時間をかけて」という事が昔より難しくなってきています。 時間を巻き戻す事は出来なくとも、自分の心のペースと向き合って暮らしてゆきたい。 そんな気持ちに応えてくれるような名作が入荷しましたので、是非ご紹介させて下さい。

新しいを、受け入れた

>>この商品の詳細を確認する 今回は、イデーで製造されているロングセラーアイテム。イデーは皆さんご存知の人気ブランド。豊かな暮らしのためのインテリアアイテムを数多く取り扱い、中には埋もれた名作の復刻を働きかけるなど、様々な取り組みからもそのパッションが見て取れます。 イデーが掲げるのはその人らしい、自由で遊び心のある暮らし。 おびただしい物量を消費する社会から一定の距離を置く断捨離といった概念も一般的になりましたが、程よくゆとりが空いた心地よいスペースを愛らしく彩るためのアイテムを今も提案しています。 今回のアイテムはデザイナーズプロダクトですが、オリジナルシリーズのアーオソファやミニミラー、スティルト等のようにどこかイデーらしさを感じられるフォルムが通底しています。 空間の境目をはっきりとさせるような凛したアウトラインは、ファブリック等テキスタイルの力を巧みに取り入れながらよりモダンで洗練された空間にお部屋を彩ってくれます。 モダンという言葉を現在まで引っ張ってきたと言って過言ではない長大作氏が、今回のアイテムを手掛けています。 1921年、旧満州に生を受け東京美術学校建築家を卒業の後、坂倉準三の研究所へ入所。三大巨匠と呼ばれるル・コルビジェに師事していた坂倉氏からモダンの系譜を受け継いだ長氏は、入所中にも建築設計からインテリアデザインまで広く担当し、1960年発表の「低座椅子」はグッドデザイン賞を受賞しています。 今回のアイテムを見てみましょう。まずはダイニングテーブルから。直径110センチのラウンドタイプ。厚み2.5センチの天板は軽くて丈夫なプライウッドが採用されています。化粧材には木の質感を感じられるタモ材がその杢目を静かに主張しています。 そして特徴である3本脚。4本脚よりぐらつきが出にくく、幕板も天板の中心に寄るためとてもスッキリとしたシルエットになります。 日本らしい直径110×高さ70センチのサイズ感も優秀ですが、円や正三角といったピュアな形の美しさも楽しめるのは外せないポイントです。 そしてチェア。高さは約80.5センチと、コンパクトな印象からすると以外に高く感じます。ですが座面の幅が約43センチと抑えられているので大柄にはならず、どこかシュッとした佇まいに。 そして幅は狭くともゆっくりと中心に向けて曲げられたカーブによって、とても収まりの良い座り心地。クッションを貼り込んだ今回の仕様がそれを後押ししてくれています。 ちなみにこの椅子は、坂倉氏が親交のあったジャン・プルーヴェのスタンダードチェアを木製で作るという試みからスタートしたエピソードがあります。リデザインを繰り返し1953年に一度製品化されたこの椅子を今でも楽しめるのは、とても素敵に思います。 まだ和風な暮らしが色濃く残っていた1950年代。その中に生まれたこのアイテムたちは、新しく洋風の暮らしを始める人々に広く受け入れられました。 重厚で見た目に人を威圧するようなゴテゴテなものではなく、「モダン」の美しさを純粋に愉しめる家具。 つつましやかで、無駄のない暮らしを続けてきた日本のこころを映したようなアイテムだからこそ受け入れられたのだと、そう感じられる名作です。 お探しの方は、是非この機会に迎え入れてみてはいかがでしょうか。

IDEE Dinning Table

IDEE Dinning Chair

イデー IDEE 長大作 ダイニングテーブル & ダイニングチェア ~ 日本に新しい概念を ~

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