IDEE
dining chair
1953年に長大作氏が坂倉準三建築研究所在籍時に、何度もの改良を経て生み出された日本のモダンデザインの頂点といえる椅子。長大作氏が生涯デザインし続けた椅子と言ってよいチェアとなります。
リ・デザインを繰り返し、美しく快適なチェアへ

こちらは、イデーにより復刻したダイニングチェアとなります。
ビーチ材を用いたフレームと成型合板はアッシュ材を用いた強くて丈夫な背座。

この椅子には絶対に欠かせない成型合板による曲線美は、無垢材では表現できないデザインを高い技術により実現できた椅子となります。

背板の曲線は柿の実からインスピレーションを受けたそうです。着眼点や発想がまるで凡人には理解できない所から生まれた事には驚きました。

成型合板で作られた背座は、日本人に最適な曲線を持ち、長時間の着座も苦になりません。背座のボルトは、椅子全体のコントラストとしても役に立っているデザイン。背面のボルトは、木ダボをはめ込んだ丁寧な仕口。

この椅子の原点は、ジャン・プルーヴェのスタンダードチェアだと言われています。

そのスタンダードチェアを木製にしてみたいという発想からリ・デザインを繰り返し、平たい脚や少し前面に垂れたような座面にどことなく面影を感じます。
成型合板による美しい曲線を取り入れ見事なシートポケットを形成し、総合的にも非常に研ぎ澄まされたデザインチェア。日本の家屋や家具にも非常によく溶け込むスマートなダイニングチェアとなります。
----------------- SPEC -----------------
Item number: RE16-07
Size: W 42 × D 50 × H 80 (SH 41.5) cm
Price: ¥Sold Out-
詳しい画像やコンディションは
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