IDEE
GOMER PILE Cabinet
皆さんはお部屋のレイアウトやディスプレイをするとき、「色」について考えることがありますか?
意図的に色を配置していくこだわりを持った方がいれば、気づいたら自分の好きな色やトーンのお部屋が出来上がっていたなんて方も。
それは一枚の絵に色を重ねていく感覚のように。
空間と「色」
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ご紹介するのは、「日常をより魅力あるものに 」をコンセプトとした国内家具ブランド" イデー IDEE "の「 ゴマーパイル GOMER PILE 」キャビネット。
アメリカ人デザイナーのNick Dine(ニック・ダイン)がデザインを手掛けています。
彼の活動の幅は家具にとどまらず、ストリートファッションで若者から支持されるSTUSSYの店舗デザインまで、ミッドセンチュリーやスペースエイジを彷彿させるユニークなデザインが目立ちます。
そんなポップなカラーやインパクトあるデザインは、ポップアーティストである父ジム・ダインの影響を受けているのかも?なんて想像しました。
現在のイデーの商品ラインナップを見ると、同キャビネットとはちょっと印象が違いますよね?
そこで昔のカタログを調べたところ、20年程前に販売されていたオフィス家具に特化した" HARDWARE by IDEE "の中のシリーズであることが分かりました。
豊富なカラーバリエーションが特徴のモジュールを備えた収納システム。ドロワーのサイズやカラー、配置までオプションで選ぶことが出来たようです。
こちらは、抽斗が6杯備わったW120cmのローボードタイプ。サンドベージュをメインカラーにパープル・イエロー・イエローグリーンが差し色の爽やかなビタミンカラーの組み合わせとなっています。
スチール素材に色を加えるだけで、無機質で単調な従来のオフィス家具のイメージからこんなにも印象が変わるんだから驚きです。
引き出しの内側には仕舞うモノに合わせて幅間を調節できる仕切り板付き。場合によっては仕切りを外して広く使用しても良さそうです。
更にフルオープンレールとオートクローズ機能を備え、奥のモノまで簡単に手が届くと共にストレス無くスムーズな開閉が行えます。
当時のカタログには、インダストリアルなワークシーンをイメージさせる無機質な空間に並んだ画が残っていました。
コンクリートの壁にミニマルな空間とのコントラストを効かせた、家具を引き立てる空間づくりも面白そうですね。
そんな元々のコンセプトとは違うものの、ご家庭においてはAVボードなどとしても違和感なくお使い頂けます。
画像のテレビは43インチ。無機質になりがちなテレビ周りの印象を緩和してくれそうです。
奥行もしっかりと確保されていますので、テレビを置いても前には小物を飾ることも出来ます。
インダストリアルスタイルだけでなく、ミッドセンチュリーやスペースエイジ、ポップ、モダンなどコーディネートに決まりはありません。
真っ白なキャンバスのように、空間を自分色に染めていく。
「色」の影響力を改めて実感したキャビネットのご紹介でした。