IDEE
ANTON BOOKSHELF
1992年から、“美意識のある暮らし”を提案し続けてきた、日本のライフスタイルブランド、イデー IDEE。
「日常の中に、美意識と創造性を。」そのコンセプトのもと生まれるプロダクトは、シンプルでありながらもユニークなデザインや素材使いで、人の感覚を優しく揺さぶります。
暮らしに溶け込むやさしい収納
こちらはそんな同社の人気シリーズのひとつ「アントン ANTON」のブックシェルフ。
北欧家具のようなぬくもりと素朴さに、モダンクラシックな落ち着きと品格をブレンドしたスタイルは、暮らしにすっと溶け込みながらも、空間を柔らかく彩ってくれます。
素材にはホワイトアッシュを採用し、イデー独自のカラー“アントンブラウン”で仕上げることで、控えめながらも上質な雰囲気に。
無駄をそぎ落としたミニマルなデザイン……と思いきや、上下共に側板との接合部には、丸みを持たせたディテールが。そのさりげない一手間が、空間に柔らかさと穏やかさを添えています。
さらに、下段から上段にかけて奥行きが少しずつ浅くなる構造は、視覚的な圧迫感を軽減し、脚元の空間が抜けていることで掃除もラクに。全体として軽やかでスマートな佇まいを演出しています。
実は「本好きのための本棚」として設計されたそう。収納量を過剰に求めず、“ちょうどいい”を追求した構成で、文庫本約150冊、単行本約70冊、アートブックなどの大型本約50冊が無理なく収まる設計。
もちろん本に限らず、CD・レコード・カセットなど音楽メディアの収納にも最適。お気に入りの器やオブジェをディスプレイするのにもぴったりで、“見せる収納”としての楽しさも広がります。
「ブックシェルフ」でありながら、インテリアとしても空間を引き立て、日々の暮らしに静かな豊かさを添えてくれる一台。
いつもの収納が、ただの動作ではなく暮らしと対話しているかのような、少し特別な時間になるかもしれません。