ikususu FURNITURE
Corner Shelf IXSH-CNR1800
うちの父は、いろいろと無頓着かと思えば変なところでこだわりをみせたり、話を聞いていないかと思えば急に的を射るようなことを言ってきたり、分かりやすいのか難しいのかさっぱりつかめない人だったような気がします。
そのわりに、わたしの友達からもあだ名で呼ばれたりしていて、どこにそんな親近感が?とか思っていました。
子どもながらに謎多き?父親だったわけですが、気づかないだけでもしかしたら自分もそのDNAを受け継いでいるのかもしれません。あ、過去形ですが今も健在です。
父さんが残した熱い想い
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「ikususu(イクスス)は、父が生んだブランドです。」
代表の田中翠氏が紹介するイクススは、まるでとある親子の物語を読んでいるかのよう。正直、このブランドについて詳しく知らなかったのですが、一瞬でラピュタがよぎるほどに、胸が熱くなってしまいました。
1950年、ミシンの木製糸巻きボビンを製造する町工場として岐阜県に誕生した、大松屋。
その後、培った技術を活かして家具の製造をスタートさせると、1995年には先代によって自社オリジナル家具ブランド「ikususu woodwork shop」が立ち上げられます。
父から息子へ受け継がれるタイミングで、現在のikususu FURNITUREへ。社名は変われど、確実に受け継がれた技術と家具作りへの想い、こだわり。
「お気に入りを選ぶ」というDNAが作りだす家具は、シンプルでスタンダード、それでいてホンモノ。良いものを長く使うことでより愛着が湧き、さらなるお気に入りへと変貌を遂げます。
同社の家具は、すべてが無垢材と天然オイル仕上げ。特別なデザインや素材はありませんが、当たり前に傍にある家族の一員のような“ 気取らない存在 ”です。
そこにこそ受け継がれる想いがある、とひしと感じさせます。
さて、今回のシェルフはコーナータイプ。本体にはスリットが入っていて、約10cm幅で棚板を差し込むことができ、収納もディスプレイも思い思いに楽しめます。
デッドスペースになりやすいお部屋の角をユニークに。壁に溶け込むナチュラルデザインは、あったらいいなをきっと実現してくれることでしょう。
残された想いと新たなアイデアでこれまでとこれからを結ぶ、イクススの家具。引き継いだ父からのバトンが、今もそのすべてに生かされています。
そして、時を経ることで風合いを増し、また新しい場所で受け継がれていく。イクススの家具からは、家族の温かみが感じられるのです。
なんだか、家族に会いたくなってきました。