Ercol
Vintage Bench
今年で創立100周年を迎えるアーコール。
1920年にルシアン・アーコラーニによって設立されたブランドとなりますが、現在も家族によって経営されており、コンピューター制御の近代技術と職人の手作業による仕上げで作り出される家具はどれも一級品。
『アーコールらしさ』を感じられる洗練されたデザインで、現行品もビンテージ品も近年ますます人気が高まっております。
ピカピカの現行品を永い時間掛けてビンテージ家具へと育てあげるのも良いですが、個人的には様々な人の手に渡ってきたビンテージ品の方が好みです。
家具のダメージ具合から、どんな環境で育ってきたのかが垣間見えるのが良いのかも・・・。
本日紹介させて頂くのも、アーコール社のビンテージアイテムになります。
世界にただ一つのミニチュアベンチ
>>この商品の詳細を確認する
こちら、一見ベンチに見えると思いますが実は元『テレフォンベンチ』。
向かって左側に電話台としての板が備わっていたようですが、見事に取り外されています。
これぞビンテージ家具の醍醐味・・・(笑)
どういった経緯があって現在に至るのか・・・想いを馳せているだけでも楽しいもんです。
シートは杢目のハッキリしたエルム材。スポークと脚部にはキメの細かいビーチ材が用いられており、
木材本来の微妙な色の濃淡によってコントラストが付けられています。
この組み合わせはアーコールの製品によく見られるもので、これぞ『アーコールらしさ』の正体でありましょう。
『テレフォンベンチ』から『ベンチ』へと生まれ変わったこの子でありますが、サイズ感が想像しづらいと思いますので、僕のお友達キューピーちゃんを座らせますね。
・・・大人が二人だと完全にパーソナルスペースが侵される感じになりますが、子供なら二人余裕をもって座れそうです。
ネガティブな書き方をしてしまいましたが、貶めているわけではなくむしろ評価は爆上がり。
通常のアーコールのベンチだと、横幅が110~120cm程度ありますが、こちらはなんと85cm!
シート下には棚も備わってますので、必要のないものを収納しておくことも出来ます。
玄関先等の狭いスペースでも設置しやすく、座るも良し、什器として使うも良しと活用の幅が広がっているわけであります。
もしも、これが現行品であったならテーブル部分の欠品は手痛いダメージとなったでしょうが、
ビンテージ品であるこの子にとっては、これも一つの『味』です。
様々な境遇を経てimptionにやってきたビンテージの元テレフォンベンチ。
テーブルを取り外した跡も綺麗に加工されているので、まったく違和感はありません。
テレフォンベンチ自体、現行品の販売も無い商品となりますので、唯一無二のアイテムとなります!
この機会に是非ご検討下さいませ♪