Ercol
Vintage Small Desk 1 drawer
1920年創業、英国を代表する老舗名門家具メーカーとしてその名を知られる"アーコール Ercol"。
無垢の木材を蒸気を使って造形する "ベントウッド" の技術により、軽く丈夫なウィンザーチェアを生み出した事で英国を始め世界中で人気を博しました。
アーコール社はこれまでに無数のデザインアイテムを生み出した事でも有名で、特にビンテージ品はコレクターにとっても注目の的。
今回はそんなコレクターズアイテムとしても大変希少で、非常に魅力的な一点をご紹介させていただきます。
唯一無二のビンテージアーコールと過ごす、幸せのひと時。
一目惚れしてしまいそうな程に可愛らしく、一度見たら忘れられないその佇まい。
シンプルな装いに映える素朴な素材感。何処か上質さや気品をも漂わせており、ビンテージアーコールならではの空気感がその場所を満たしていくようです。
エルム材でしか見られない表情。
木が持っている生動感そのものを内包したかのような、力強い木肌。
長い時を経て艶めきと色合いを増した姿が美しく、これからもその趣を深めながら 私達にかけがえのない時間を与えてくれます。
かつてアーコールでは伝統的に英国産のエルムを使った家具作りが行われていました。
エルムは英国を始め欧州では馴染みある木として知られ "世界四大街路樹"の一つにも数えられていますが、1970年代に"エルム立ち枯れ病"が蔓延した事でその殆どが壊滅状態に。
英国に自生するエルムの大部分が失われ、アーコールでも使用する木材をアッシュに変更するという措置が取られました。
それまで使われてきた この"イングリッシュエルム"は 現在となっては大変希少な素材として知られています。
エルム製の天板の下に備えられているのは、トレイのように広がる一杯の抽斗。
こちらも希少なイングリッシュエルムで作られており、抽斗の縁を木製レールに合わせて、コトンと出し入れします。
この感触がとても心地よく、使う度に幸せな気持ちに。
抽斗ではありますがとてもしっかりした作りで、これだけでも価値のあるものだと言える仕上がりです。
特筆すべきはその継ぎ組の繊細さ。
コンマ数ミリ違えば間違いなく割れてしまうような世界です。
英国の職人が一つ一つじっくりと木材を削り出し、微調整しながら各部を合わせて組み上げたのでしょう。
現代ではなかなか実現する事が難しい、卓越したクラフトマンシップが伺えるポイントです。
抽斗がデスクの奥側に落ちないよう 木製のストッパーが設けられているのですが、そのふっくらとした厚み、積み木のようにコロンとしたフォルム・・何という絶妙なデザインでしょうか。
英国らしく、しかし他ではなかなか見られない独自のデザイン観で、見れば見る程に様々な魅力を覗かせてくれます。
脚部はビーチ製となっており、ビーチが持つ軽やかさがイングリッシュエルムにマッチする事で、全体のコントラストに奥行きが生み出されています。
ビンテージアーコールのチェアやダイニングテーブルでもお馴染みとなっているこの組み合わせ。
唯一無二のデザインとなっておりますが、こういった点からもアーコールらしさが垣間見れますし、何よりビンテージアーコールチェアとの相性も抜群です。
デスク天板は幅が約106.5cm、奥行きが約47.5cmとスマートな大きさ。
抽斗の容量もしっかりとあり、A4用紙を2枚並べてもまだ筆記用具ケースが入る程度の余裕があります。
画材道具や裁縫道具を収納できる他、編み物等の手仕事にもぴったりの仕様で、毎日のお仕事には勿論、ちょっとした楽しみを共に過ごすデスクとしてもお勧めです。
例えば、お休みの日の朝。
少しひんやりとした風、カーテン越しのぽかぽかとした日差しの中で、やりかけの裁縫を進めてみたり、なんとなく絵を描き始めたり。
お気に入りの雑貨を並べて眺めてみたり。時々このデスクの上で朝ごはんを食べてみたり。
そんな幸せに満ちたひと時を、是非こちらのデスクと共にお楽しみいただければと思います。